第7回 GTDって何だ?

当たり前といえば当たり前だけど、いまさら感がありすぎ。

ストレスフリーの仕事術―仕事と人生をコントロールする52の法則
ストレスフリーの仕事術―仕事と人生をコントロールする52の法則デビッド アレン David Allen 田口 元

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stars実践したら
starsこの本は素晴らしい
starsストレスの原因が、例えば人間関係だったら役に立たない本。
stars監訳者の田口さんに★5つ!
starsたったひっつ

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「この本読んでください」でもいいような。軽く書いてみようと思う。

PCの部品について(かなりざっくり)

パソコンには、CPUとメモリとハードディスクがある。たまにハードディスクがないゼロスピンドルとかあったりするし、今後も増えていくかもしれないけど、たいていこの3つがある。

  • CPU(ペンティアムとかコアツーデュオとかいってるやつ)

俗に石とか言ってたような気がする。PCの心臓部。中央処理ユニット。
いろいろ計算してくれる。激しく発熱するので、ファンがついてる。

  • メモリ(512メガとか1ギガとか言ってるやつ)

DRAMとか言ってるやつ。揮発性といって、電源を切ったら消える。
でもアクセスするスピードが速い。容量小さいけど高い。

  • ハードディスク(160ギガとかいってるやつ)

ハードディスクレコーダとかあるから、なじみがあるかも。
電源切っても消えない(消えたら困るよ)。アクセスするスピードが遅い
容量大きくても安い。落としたら壊れる。5年が寿命とよく言われる。

動作の特徴(かなりざっくり)

まあこんな感じの特徴があって、CPUで処理する際に頻繁にアクセスするものをメモリに入れて、そんなに頻繁にアクセスしないものをハードディスクに入れるってことをPCは勝手にやっている(と思う)。そのためメモリが足りないと、一時的にデータを置いておく場所が狭いので、きびきび動作してくれなくなったりするわけである。

GTDについての個人的な理解

これを人間に当てはめてみるのがGTDじゃないかと思ってる。

  • CPUは、頭の考える部分
  • メモリは、頭の覚える部分
  • ハードディスクは、紙とかPCとか、頭以外の記録部分

アナロジーが通じるんじゃないかということ。
何でも覚えようとしたって、メモリの容量は少ないわけだし
揮発性ってわけじゃないけど、忘れたりして信用できない。
メモリがいっぱいいっぱいだと、CPUも満足に動かない。
あんまりアクセスしない情報なら、ハードディスクに持っていこうよ
ということなのである。なるべくメモリを空にして、
必要なものだけ入れて、CPUを最大限に活用するということ。


個人的な印象だが、世間的にもGTD?って気がする。
以前はたくさん覚えてる人が偉い人みたいな感じだったけど
今はちゃんと自分の頭で考えられる人が偉いという感じ。
法律関係の試験だって、以前はどれだけ条文が頭に入ってるかが
重要だったけど、今は条文が与えられててどう判断するのかが
求められている。大学でも持ち込みありってのが多い。
実際はどっちも大切なんだけど、記憶偏重よりはマシかも。


完全にやりきったわけじゃないけど、ある程度実践してる。
ブログとかブックマークなんてまさにそうだし、
ToDolistとか腰リールとかメモを取るとかもそういうこと。
頭はかなりすっきりして、いろいろアイデアも浮かびやすい。
ところが弊害も。無駄がなくなってしまうと
常に頭がからっぽなので他人と会話ができない。
常に頭がgoogleのトップページ状態。きっかけがないと
何も引っ張ってこれない。キーワードを頭に入れると
いろいろ連鎖反応を起こして引っ張ってきてくれるけど
デフォルトは空。最近何やってたっけって若年性痴呆症か?
人間生活って無駄の上に成り立ってるというのがよくわかった。
そういうわけで、ほどほどがいいと思う。やり方がおかしかったのかな?