昨日のを読み返してみたらすごいてきとうな切り方だな。
ネットだからなんなんだよって思われそうなので
もっと具体的に書いてみようと思う。
価値観というか感覚の違いが最も大きいと思う。
ウェブ人間論で説明されている、ハッカー・エシックスである。
ハッカー・エシックスとは、どういうものでしょうか。ハッカーの倫理ですか?
プログラマーという新しい職業に携わる人たちが共有する倫理観とでもいうべきものですね。プログラマーとしての創造性に誇りを持ち、好きなことへの没頭を是とし、報酬より賞賛を大切にし、情報の共有をものすごく重要なことと考える、そしてやや反権威的、というような考え方の組み合わせというか、ある種の気概のようなものです。
こうやってブログを書いてること自体理解されないんだろう。
これが1060日目。報酬は、アマゾンから入る微々たるお金のみ。
googleアドセンスも含めて広告嫌いだから載せてない。
お金じゃなくて、自分の価値観、フィーリングをわかってくれる人が
どのくらいかいたらいいなって程度のことなんだけど、
そういう感覚はあまり一般的ではないと思う。
あと情報に対する感覚が全然違う。
今の自分があるのは情報のおかげだと思ってる。
中学2年のときに自分の部屋に和田秀樹の本が転がってなかったら
今頃は北海道で愚痴を言いながら、漏電しているんだろうな。
和田式 高2からの3S受験勉強法 (単行本) ASIN:405500043X
この本がなかったらと思うと正直ぞっとする。
身近に受験生がいてそれなりに危機感があったからだと思うけど
早い段階からやるべきことやらなくていいことを考えて
自分で戦略立ててやってたんだから、まあ失敗するわけないな。
賢かったわけでも努力家だったわけでもなく、単に早くから
情報の内容とその大切さをわかっていただけである。
就職活動もそうだな。会社が終わってから酒を飲んで愚痴を言って
何でも他人のせいにする社会人にはなりたくなかったから、
修士一年になってすぐから情報収集してた。
感覚で決めるというのも重要だけど、ちゃんと判断する材料を
集めてそれなりに分析して、精度を高めてからじゃないと
全然見当違いの方向に行ってしまうような気がする。
そしていまでも。
特許、知的財産っていうgoogleアラートを登録して、
自社のグローバルのプレスリリースをRSSで配信してたから
それを登録して、イントラネットのグローバルのページに
自社関連のニュースを配信するメールマガジンがあったから
それも登録して、イントラネットのビデオキャストも見てる。
あとはこの前に書いた情報源。
Lazy Suits - 頼りにしているブックマーカー
http://d.hatena.ne.jp/pho/20061219/1166532920
自社に関するニュースを見てるって部長に言ったら
偉いって言われた。そんなもんなのか。
会社に対する忠誠心なんてないけど、好奇心はある。
そのあたりが非常に誤解されている気がする。
なんでそんなことしてるかって楽しいからである。
近頃英語の記事も日本語の記事も同じ感覚で触れてるから
スムーズに流れて非常に快適。あと気になるからという理由もある。
なんというか天気予報をチェックしている感覚に近い。
自分の会社とかその周りがどうなってるのかなって
日々の業務にはほとんど関係ないけどなんとなく知りたいから。
ニュースジャンキーなだけっていう説もある。
経営者になる人は経営者になる前から、自分がそのポジションなら
どうするかということを常に考えるって話を聞いたことがある。
別に責任重くて大変そうだから経営者なんかなりたくないし
なれそうもないけど、常に全体を把握しておきたいという気持ちはある。
第一歩目をすばやく踏み出せるってのと、常に感覚が研ぎ澄まされるっていう
メリットがあるしやってて楽しいので続けていくだろう。
で、この情報感度とハッカー・エシックスで何をするか。
ありきたりでつまんないかもしれないけど
サステナビリティビジネス
ってことになりそう。チャリティじゃなくてビジネス。
今から10年くらい時間と労力をつぎ込む価値があると判断した。
部署の方針がcashからcash and non-cashって言い始めたから追い風かも。
この間本社から偉い人が来たので、プレゼンの後で15分くらい1on1で話をして
軽くアピールしといたし、あとはアイデア出してメール送ることか。
その前に自社のサステナビリティレポートを読まないと。80ページくらいある。
ハッカー・エシックスがないとできないだろうから、このレイヤーで10倍くらい
差をつけつつも、今のレイヤーで必死にがんばって追いつこうとする新入社員を演じる。
まあ実際に今のレイヤーでもそれなりにがんばるんだけど。
こういうふうに考えるとなかなか楽しそうだ。誰もやってないことができそう。
その試み自体がうまくいかなかったとしても、英語でビジネスをする経験に
なるわけだし、そう考えるとノーリスク・ミドルリターンくらい見込めそう。