プラネタリウムを作りました。
前から気になっていた本。友人が持っていたので借りた。
目次を見たら、ちょっと間延びしそうな気がしたけど
読んでみたら面白くて次の展開が気になって、すぐ読んでしまった。
貸してくれた人、それからこの本をつくった人、ありがとうございます。
プラネタリウムを作りました。―7畳間で生まれた410万の星 | |
大平 貴之 おすすめ平均 生粋のエンターテナーとしての姿勢 ものづくりに興味がわきました 文庫化してほしい本第一位! 長距離走者的天才 単なるロマンチストでは到底成し得ない。。。 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
プラネタリウムをつくったり、ロケットをつくったり
勢いというか行動力がすごいな、この人は。
知識が危ういとか○○が苦手とかいいながら、試行錯誤を繰り返して
どんどん乗り越えていくことができるのは、「これがしたい」という
非常に強い気持ちのなせる技なのかもしれない。
自分ができることの中から、やりたいことを探すんじゃなくて
どうしてもやりたいなら、必要なことはその都度どんどん学んで行こう
という姿勢は、自分に欠けてるので見習いたいと思う。
電源もドームも自分でつくって、解説やイベントの企画も
こなしてしまうのは、ただのエンジニアじゃない気がした。
オープンスカイの八谷氏みたいな印象を受けた。
天の川を特殊処理せず、星だけで表現しようというコンセプトがすごい。
持ち運びやすいサイズにしつつ、圧倒的に投影可能な星の数を増やす。
この本を読むまでは、プラネタリウムに大した違いなんてないと
思ってたけど、この人の作るプラネタリウムは違う気がした。
科学未来館でメガスターⅡが見られるみたいだから、早く行こうと思う。
ここまでいろいろ凝ってる人が監修しているプラネタリウムなんだから
面白くないわけがない。そう感じさせる本である。
いくら高度な知識や技術を持っていても、人の役に立たないようではただの独りよがりに過ぎない。プロとは、与えられた条件の下で最善の結果を出せる者のことだ。自分の持つものを、いかに世の中が期待する形で提供できるか。それこそが重要なのだ。
集団ならではの苦労もあるだろう。けれども、苦楽をともにできる仲間と夢を追い求めている姿を見て、僕はちょっぴりうらやましくなった。かつて自分も、こういう形での制作を夢見ていたものだ。
なんか星が見たくなってきた。