『ランチ会(東京)「農業とITを考える」〜株式会社とれいす〜』に行ってきた。 

イノプレックスのid:makaruさんに先日コメントを頂き、URLをたどっていて見つけて面白そうだったので、今日ランチ会に行ってきた。
ゲストスピーカーは、とれいす(http://www.trace.co.jp/)の社長の春山氏。ありきたりかもしれないけど、経歴を見てどうやったらUCLA、電通、google、起業とつながるんだろうと思ってしまった。個人的には、1981年北海道生まれというのが自分と共通していたので、どんな人なんだろう、どんなことを考えて行動しているんだろう、という辺りが気になって参加したのだが、非常に刺激的な興味深い話が聞けて良かった。

  • マーケットが右肩上がり
  • 参入障壁がある
  • 180度違うやり方

この3つの条件を満たすところに起業したとのこと。よく聞く条件ではあるけど、この3つと言われると、非常に明確でわかりやすかった。普段からわりと年配の人が多いと推察される農業の分野で説明をしたり説得をしたりしているから、こんなに説明がわかりやすいのかもしれない。

  • 農家におけるモバイル普及率

これはほとんど意識したことがなかったけど、非常に興味深い話だった。畑で働いている間は、家の電話に出られないわけで、携帯電話を持って作業していても不思議ではない。いろいろなニーズがありそうな気がする。

  • 生産者と生活者

もちろん生産者である農家のバックアップもするけど、農家がどんなにいいものを作ったって、それを買う人がいなければ意味がないわけで、生活者(いわゆる消費者)に対して啓蒙活動もしているとのこと。実に抜け目のない会社である。
他にも電車でGOの話とか、いろいろなところと協力して物事を進める話とか、いろいろと面白い話が出てた。非常に手広くアクティブに動き回っているようだが、社員は7名しかいない。たったの7人でここまでいろいろとできてしまっていることに驚いた。社長は入り口付近に座るのが合理的ということで、実践しているというのも面白い。
非常に前向きで、次から次へと課題を見つけて取り組んでいる姿勢に刺激を受けずにはいられなかった。自分も、好きな分野、心から楽しめる分野にエネルギーを集中させていこうと思う。とりあえずは、儲かるとか儲からないとか考えずに、自分の興味の向くままに楽しめばいい。
makaruさん、春山さん、非常に刺激的なイベントどうもありがとうございました。