働き始めて6ヶ月

入社してすぐの1月2月はわりと平和で、3月に同僚が辞めた影響で仕事が膨れ上がり4,5月もそんな感じで6月にちょっと楽になった。残業時間で言うと1月2月はほぼ残業なし。3月から5月は平均2時間くらい残業。6月は中旬からほぼ残業なし。一言で言えば仕事に慣れてきたということだけど、もう少し詳細に言えば3つ理由があると思う。

  • 案件に慣れた

だいたい今400件くらいの特許をアシスタントに手伝ってもらいながら一人で扱っている。シンガポール、インドネシアが多く、タイ、ベトナム、インドと続いて、フィリピン、中国という感じ。オーストラリアとミャンマーもあったりする。そこら辺の国の特許出願フローに慣れてきたというのもあるんだけど、それ以上に案件そのものに慣れた。仕事を引き継いだときは毎日いくつもファイル開いて、前任者とお客さんと各国の代理人のメールのやり取りを全部見て、何か漏れがないか、次の期限はいつかをチェックしてからメールを出していた。でもだいたい一巡したので問題を抱えている案件は頭に入っているし、特殊な案件も頭に入っているので、ファイルを見てすぐにあーあの案件かとわかるようになった。今誰の何のアクションを待っているのかをメモに残したりしているので、案件を把握するスピードが断然速くなった。

  • 技術内容に慣れた

ある大口のお客さんのシンガポール案件がたくさんあって、ほとんど審査請求をしているので、拒絶理由通知が返って来たら意見書の下書きをしてお客さんに送っている。だいたい月1件〜3件あって、わりと特殊な技術に特化した会社なので最初は厄介だった。でもそろそろ10件くらいになるので、基本的な技術はだいたい頭に入っていて、あーそこが新しいのね、ってわかるようになってきた。やっぱり特許を読むのは面白いなあと思いながら読んでいるのだが、これもまた断然速くなった。

  • 日本語翻訳が減った

これについてはうちのボスが気づいたんだろう。こいつにはお客さんの日本語メールを翻訳させるよりも、ガンガン特許案件をやらせたほうが会社として儲かるということに。それはなるべく日本語に頼らず働けるようになりたい自分にとっても願ったり叶ったりである。そんなわけでお客さんに英語で書いてくださいメールをボスがちょくちょく送っている。まあドイツとかロシアとかイタリアとかブラジルとか韓国とか中国とかのお客さんに英語で書いてもらってるんだから、日本のお客さんに同じことを要求するのもまあ当然か。
そんな感じでありがたいことにちょっと楽になった。次の週のTo Doリストに目を通して早めに手を打つなど先回りできるようになってきたので、もう一歩進めて考えていく。