シンガポールでも漬け物が売ってないわけではないのだが、日持ちがしない浅漬けの類はほとんど見たことがない。そんなわけで京都に行ったら是非買っておきたいと思っていた。宿の近くによさげな店があったので行ってきた。
京つけもの タケダ
http://www.kyotsukemono-takeda.jp
千枚漬けとすぐき漬けと赤かぶを購入。既にパッケージに入ったものを保冷剤や注意書きとともにプチプチで包んで、包み紙で包み、シールを貼って、紐で縛って、ビニール袋に入れて、紙袋に入れるというプロセスをぼーっと眺めていた。所作の一つ一つが丁寧で無駄がなく、美しかった。
それから荷物を持って、朝食を食べに進々堂に行った。京大のそばにあるcafe進々堂とは関係がありそうでないような微妙なところらしい。パンが美味しいとそれだけでうれしくなるなあと思ったりした。
進々堂
http://www.shinshindo.jp
その後、空港に向かう途中で大山崎に立ち寄った。駅前のカフェが良いという話を聞いて行くことにしたのだが、美術館も非常に良かった。展示品というよりも建物自体が素晴らしかった。実に味のある洋館は一度訪れてみる価値があるだろう。設計者である加賀正太郎氏もなかなか興味深い人物である。
地下にあるモネの睡蓮も見応えがあった。警備員の方がいろいろ教えてくれたのだが、見る角度によって奥行きなどの見え方が大きく変わるのは非常に面白い。世の中でこの警備員さんほど長い時間この絵を見ている人は居ないんだなということに気がついたのだった。
アサヒビール大山崎山荘美術館
http://www.asahibeer-oyamazaki.com
美術館の後、駅前のカフェに行った。
何を食べても美味しいというのはいいものだ。
ハーミットグリーンカフェ
http://www.hermitgreencafe.com
そんな感じで神戸・徳島・京都を満喫した。まだ行ったことがない県が4つくらいあるので、一時帰国の度に行ってみるのも面白いかもしれない。