成都旅行 きっかけと準備

2015年に深センに行ったときに、自分があまりにも中国というものを知らないと実感した。一昔前では考えられないようなスピードでありとあらゆるものが変化している場所、そんな印象を受けたので、年に一回くらいは中国のどこかへ行っておきたいと思っていた。

弁理士の試験は10月に終わるので、11月、12月であればどこかしら旅行に行けそうなんてことを考えていた。そんなところで、成都メイカーフェアが12月にあると知った。成都は内陸にあって、何年か前に地震があった場所くらいのイメージしかなかったが、なんとなく面白そうなので行くことにした。

ガイドブックは深センに行ったときに買ったlonely planet中国(1000ページくらいある電子書籍)が使えた。日本人にとっては英語よりも漢字の方がわかりやすいことも多そうな気もしたし、実際英語のガイドブックは中国では少し使いにくい気がする。

それから 意識を高めるために買った本がこの2冊。 

街道をゆく〈20〉中国・蜀と雲南のみち (朝日文庫)
 
我愛成都―中国四川省で日本語を教える

我愛成都―中国四川省で日本語を教える

 

 二冊目の方は印象薄くてあまり覚えてないのだが、司馬遼太郎の方がけっこう面白かった。まあ脱線してなかなか進まなくてまどろっこしいけれども、そこがこの人の持ち味なのかもしれない。

成都関連でいえば、まず紀元前数百年のあたりでダムができて、そこで治水が可能になったので成都という街ができ、三国時代劉備らがやってきて蜀をつくり、その後杜甫がやってきて孔明の墓を訪れるという歴史の流れにしたがって説明があるのでとてもわかりやすかった。

あとは四川料理とパンダあたりだろう、という程度の知識で金曜夜の便で成都へ向かった。シンガポールから直行便で5時間弱。時差もないのでわりと手軽だった。

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シンガポールの空港ですでに驚いたのだが、並んでいる人の顔が漢民族じゃなくて、山岳の少数部族っぽい顔立ちで、成都はその入り口なのだということをこの時点で実感した。

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四川航空の座席に専用のディスプレイなんてものはなかった。まあiPad miniがあったので全然問題なかった。

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食事もそんなに悪くなく、遅れることもなく行きの飛行機は割と満足だった。このとき、帰りの飛行機が通知もなく一日ずらされているとは知る由もなかったが。

深夜について、市内に出るのも面倒に思ったので空港ホテルに泊まった。全然安くなかったけど、仕事の後だったしとりあえずシャワー浴びて寝たかったのでちょうど良かった。