メイカーフェアはこの日もやっているのだが、一日で満足したし、他に見たいところもあったのでこの日は行かなかった。
この前の日に、どこにも巨大なディスプレイがあるという話をしていたのだが、宿の近くの寺の入り口にも巨大なディスプレイがあって驚いた。
こうしてテクノロジーが取り入れられていくのかと思った。白っぽくて空気悪いけど、なかなか歴史を感じさせるものがあちらこちらにあるエリアなのである。
とりあえず駅に行って切符を買って列車に乗ろうと思ったのだが、午前中の列車の切符はすべて売り切れで午後の列車の切符しか買えなかった。あまりにも無計画過ぎた。時間が空いたので、電気街っぽいところに行ってみた。
なんか強そうな自動販売機があった。
そして駅へ。とにかく巨大で驚いた。そして、自分の身体の三倍くらいの荷物を抱えた老人の姿も目に付き、山奥の自治州から一旦ここへやってくるのだということがよくわかった。空港では見られない光景である。
待合室も巨大だった。
電車賃は格安だったが、電車自体は新幹線に匹敵するくらいきれいで快適だった。
そして着いたのは都江堰という駅。いかにもトップダウンで作りましたという巨大建造物で、共産圏らしさを感じた。メイカーフェアのようなボトムアップとこういう巨大インフラのようなトップダウンが両輪となってうまくバランスが取れたとき、この国はますます勢いを増すのだろう。
バスに乗って都江堰へ。紀元前三世紀の治水事業とはどんなものか。
とても広くてとてもダイナミックで楽しめたが、さすがにこれだけ真っ白だとドローンを飛ばすのも憚られたのでそのまま持って帰ってきた。期待してなかったわりには歴史もあって見晴らしも良さそうな場所だったのだが、この空の白さは残念だった。
夜に見たライトアップしているところも、それはそれでなかなか斬新だった。
食事はどこでも安くて美味しい。
もう真っ暗になってたが、電車乗り継いで宿に戻る際に特に治安が悪いような感じは全然しなかった。