シリコンバレーツアーの感想 後編

シリコンバレーにはカウンターカルチャー(反体制の精神)が
あるらしい。既存に体制に立ち向かう姿勢が高く評価され、
そうやってチャレンジすることが楽しいという雰囲気があるようだ。
しかしながら、既存の体制というのはなんだかんだ言っても
けっこう強いわけである。そこでテクノロジーが非常に有力な武器
になるとのこと。何か新しいことをやらないと勝ち目はないから
そんなとき新しい破壊的な技術が極めて有効になるという。
なんか自分の中でいろいろなものがつながった気がした。
自分がテクノロジーに強く惹かれる理由がなんとなくわかった。

  • TrustはPerformanceから

一緒に仕事をするなら仲がいいやつではなく仕事ができるやつ。
仲がよくて仕事ができるやつがベストだろうけど。

  • マネジャーの役割はその人のキャリアを管理することではなく仕事を管理することである。

キャリアの管理は自分でやらないと。

  • グループ競技が好きか個人競技が好きか

どういう競技が好きなのかで、どういう仕事のスタイルが自分に
合っているのかもわかるという説があった。かなりありえると思う。
スキーや水泳など個人競技が好きな人は、ある程度自分の裁量で
物事を進めたがるだろうし、バレーボールとか野球とか
チームでやるものが好きな人は一人だと孤独に感じるだろうと思う。
自分の場合はどう考えても明らかに個人競技。
チームもまあいいけどずっとチームだとうんざりする。
どうやら仕事のスタイルも一人の作業が多いみたいだから
選択は正しかったんじゃないかと感じている。


シリコンバレーでは頭がよいこと、注意深いことが良いこととされ、
知らないことが罪であるようだ。「バカがバカにされる」とのこと。
無知は最大の罪ということか。契約書に文章がぎっしり書いてあったと
しても、サインをするのであれば全部目を通す必要があるわけで
知らなかったと泣き叫んでも誰もなんともしてくれないんだろう。
おそらく日本はこういうふうになっていないような気がする。
アメリカが特殊なのか、日本が特殊なのか、いまいちよくわからない。
でも日本でも情報差により少しずつ差が開いてきているような気が
するので、そういう方向に進んでいるんじゃないかと思う。
わりと良い傾向ではないだろうか。