翻訳に役立つGoogle活用テクニック

以前丸善のサイトで見つけて以来、ちょっと気になってた本。
会社の本棚にあったので、持って帰ってきた。
知ってるところを飛ばしながらなので1日ですぐ読めた。
ちょっと古いと思ったら平成15年か。それなら仕方ない。
今利用できるツールと組み合わせて、自分なりにアレンジすると良さそう。

翻訳に役立つGoogle活用テクニック
翻訳に役立つGoogle活用テクニック安藤 進

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by G-Tools

アスタリスクは任意文字数、疑問符は文字数分(altavista?)
candy barとチョコレートが同じかどうか? イメージ検索
アスタリスクは任意の1単語
"the most *** problem"
翻訳ソフト 翻訳しやすい日本語に変えると少しまともになる
へんなところに気づくことができるなら、使う価値あり。
helmetとhard hatの違い イメージ検索
使われているサイトのドメイン名をチェック。英語圏かどうか。
自信のないところをアスタリスクに置き換えて検索
"chemical reaction * hydrogen and oxygen"
ofかbetweenか。どっちが多くヒットするかで判断。
名詞と形容詞の相性の良さを見る
無冠詞複数形は訳出しないほうが日本語として自然なこともある
見知らぬ表現はまるごとフレーズ検索。詩の一節だったりする
用語のやさしい説明が欲しいとき、inurl:faq or intitle:"about ..."

イメージ検索をこういうふうに使うのは、考えたことがなかった。
この本での翻訳ソフトの評価は、日→英ならまあまあ、英→日はいまいち
ということらしい。二度手間になってしまう気がして、使ってないけど。
アスタリスクが一単語というのも知らなかった。前置詞とか冠詞とかが
わからないときに、アスタリスクにしてみるという手はよさげ。


【アメリア】翻訳に効く!情報・表現検索のツボ
http://www.amelia.ne.jp/user/reading/knack_digest_002.jsp

 この英和対訳コーパスで「with care」を検索すると、参考になりそうな対訳例がいくつか見つかりました。
 ・Elias Schwartz examined them with intense care.エライアス・シュウォーツはわたしの靴を子細にあらためると、・・・(池央耿訳、フルガム『人生に必要な知恵はすべて幼稚園の』)

ここで紹介されている英和対訳コーパスを使いたいと思ったが、残念ながらリンク切れ。


一応役立つと言えば役立つ本かもしれない。でもスキルによるか。
結局はツールにすぎないわけで、やるのは人間なんだから。