終わりを意識すること

死というものをあまり考えたことはなかったけど
半年前に強く意識した。インドに行ったとき。
ちょっとうたた寝した隙に、蚊に刺されたとき。
マラリアの可能性が何割かあって、最悪の場合は
熱帯熱マラリアという死に至るものだから。
街灯なんてほとんどなくて、すぐ真っ暗になる
インドの田舎だから、夜は長くて、いろいろ考えた。


物事を冷静に見られるようになったのは、
この影響が大きいと思う。以前からそういう傾向は
あったけど、割り切り方がなんか違う。
死ぬことを恐れないわけじゃないけど
二回目ってのは、一回目ほどのインパクトがない。
自分のことなのに、なんか他人事みたい。


来年マチュピチュで拉致られて、帰ってこないかもしれないし、
再来年イスラエルで自爆テロに巻き込まれて、邦人1名って
小さなニュースになるかもしれない。
ライフワークなんだし、それは仕方ないことと受け入れてる。
かけがえのある存在として、フェードアウトすれば
まあそんなに問題ないだろうとも思っている。


考えてみたら、価値観の変化もこの影響かな。
他のものの影響も大きいけど、原因の一つではあるかも。
誰かに何かをあげたくなる感覚って、関係ありそう。


だから、そう考えるからこそ、
今なるべく前向きになりたい。
ネガティブなものの存在自体忘れたい。
ネガティブなニュースは、なかったことにしたい。
楽しく生きればいいと思う。