思いつくままにいろいろと書いてみる

なんか日記が書きにくくなったので思いつくままに書いてみる。

こっちに来てからまだ一度も飲んでいない。タイガービールが美味しいことは知ってるけど、なんか別にいらないかーという気分。周りに飲む人があまりいないという影響も大きいかも。そもそも以前から家で飲むことはなかったな。こちらの来ると宗教上の理由で飲まない人もいるんだろうが、個人的にあんまり関係ない。

日本食

まだ3週間しか経ってないけど、思っていた通り全然食べたくならない。その場その場で手に入りやすいものを食べればいいと思う。スーパーの果物コーナーにサンふじ林檎が売っていて、よく見てみるとmade in South Africaとmade in Chinaだったりしたので、いろんな国で作れるんだなーと思ったりした。

エコノミスト

日本で買うと一冊1250円。こちらで買うと一冊約800円。また定期購読を再開したのだが、記事から受ける印象が少しずつ変化してきて興味深い。自分が身近に思える範囲が広がったというべきか。マレーシアやインドネシアの記事を読んでお隣りの国だなーって思ったり、中国やパキスタンの記事を読んでルームメイトのあいつの出身地の話かって思ったり。こういう記事をとっかかりにいろいろ聞いてみても面白いかもしれない。先々週の号の感想を書いた。
http://ecotai.g.hatena.ne.jp/pho/20100809/1281353490
エコノミスト関係ないけど、同じクラスの中国人とioPadやiPedの話をしたら50USDくらいで買えると言われた。秋葉原の半額か。さすが本場は違う。

授業

今年同じコースを受講する人は自分を含めて35人。このうち25人くらいが中国人かシンガポール人か知らないけど中国系の名前。あとはカナダから来ていたり、タイから来ていたり。もう少し開拓していこう。ほぼ全員が理工系のバックグラウンドで、法律とはなんぞやという講義を受けているところ。common law全般のことからcontract law、tort lawあたりまで進んだ。ディスカッションメインというわけではなく、講義がメインで時々ディスカッション(これは講師による)。あたりまえだけど訴訟の話ばっかり。正しい答えなんてものはなくて、原告側についたらこういう主張ができて、被告側についたらこういう主張ができるよねという思考実験的な感じ。授業は週3回の各3時間だけど、その他に予習復習の時間が必要。働きながら無理なくできるように宿題は出ないけど、どのくらい深くやるかは人それぞれだろうな。深みにはまれば判例とか読み漁ってエンドレスにできてしまうが、自分が何をしたいのかによってその辺りは変わってきそう。無理やり予定を詰め込んで単に予定を消化するだけなら、別に日本で働いているのと変わらないわけだが、考えているばかりで何もできないならもっとよろしくないわけで、いろいろ悩ましい。

歴史

とりあえずせっかくだからこの国のことが知りたいと思って、博物館に行った。asian civilization museumとnational museum of singaporeの2つ。やりかたはいろいろあるんだろうけど、歴史を知って根底にあるものに目を向けることが自分にとって一番自然なやり方だと思ったから。シンガポールの人は勝ち負けに異常にこだわり、お金が大好きでなんでもお金お金言ってると誰かが言ってたが、白人しかいない博物館を見て納得した。宝くじ売り場の絶えることのない行列を見ても改めて納得する。ここではお金にならない歴史なんて誰も興味ないのなら、自分は差別化が図りやすいかもしれない。自分が生きていける場所はありそうだ、なんてことを思った。ちなみにここの歴史はだいたいイギリス東インド会社のラッフルズさんが1819年に今のシンガポールに上陸するところから始まる。

この白い人。なんでここに目をつけたかというと、中国と貿易する上で中継地点が必要だと思ったから。自分がここに来た理由も中国とインドの間にあって面白そうと思ったからだが、200年近く前に似たようなことを考えた人がいたんだな。船の時代にも飛行機の時代にもそれ自体に変化はない。東インド会社という記述を見て、なんでこの地にインド人が多いのかわかった。この当時からたくさん来ていたわけだ。
変わるものと変わらないものを意識しながら、何が必要なのかを見極めて、自分の行動につなげていこうと思う。