聖地巡礼
恵比寿の写真美術館で写真展をやっていたので見てきた。
「聖地巡礼」野町和嘉写真展
http://www.nomachi.com/ten2.cfm
35年余に及んだ取材地域は、ナイル川全流域からエチオピア、極限高地チベット、南米アンデスまでをカバーし、過酷な自然と調和しながら受け継がれてきた伝統文化をテーマに、地球規模のスケールで「大地と祈り」を撮り続けてきました。
http://www.syabi.com/details/nomachi.html
そして1995年から2000年にかけて、サウジアラビアからの要請により、13億人イスラーム教徒にとって唯一の聖地である「メッカ」とその巡礼を、世界で初めて徹底取材してきました。
というメッカを取材したつわものの写真展である。
インドとかペルーとかの写真もなかなかインパクトがあったが、
この辺には行ったことがあるので、まあ想像の範囲内である。
すごい写真を撮るなあとは思うが、ちょっと懐かしいくらい。
それよりアフリカのスーダンの写真が非常に強烈だった。
写っている人々がここまで異質に感じてしまうとは思わなかった。
何を考えて生きているんだか全然見当がつかない雰囲気だし、
都市に住む軟弱な人々とは別の方向に進化を遂げてそう。
正直ペルーよりもハードルが高く感じている。
まあモロッコ、チュニジア、エジプト辺りを経てから
もう一度見てみれば感想が変わるような気もするけど。
入り口すぐにあるカアバ神殿の写真には圧倒された。
宗教のエネルギーというものをまざまざと見せつけられた気がする。
早速影響されて、こんな本を買ってしまった。
カラー版 メッカ―聖地の素顔 (岩波新書) (新書)
5月17日までなので、興味のある人はぜひ。