アダールもPANカードもなしでPaytmを使う方法(2019年7月14日の記録)

なにやらminimum KYCを突破して先ほどPaytmの最低限の機能が使えたのでそのやり方を共有しておこう。(2019年8月4日追記:外部アプリからPaytmにTop-upする際にKYCが求められると古いKYC画面に飛ばされて、そこでなら日本のパスポートも入力できるのではという話だが、現在Uberからはできなくなっている模様)

小銭がないだのお釣りがないだの少額決済に関する不便が存在して、Paytmというインフラ的なテクノロジーによりその問題が大幅に解決されていることが知られている。それを長らく使いたいと思っていたが、本人確認(KYC)のところで詰まって使えずにいた。

具体的にいうと、Paytmアプリのアカウント作成のためにローカルの電話番号が必要で、そしてなんらかの支払いをしようとすると本人確認が求められる。外国人でもできそうな本人確認手段はパスポートとPANカードである。しかし日本のパスポート番号を入れると、パスポートではありませんといってはねられるしょーもない仕様である。別件でも.comで終わってないメールアドレスを全部無効にするどうしようもないフォームがあった。

そんなわけでパスポートが入力できず、まだPANカードがなくて、手詰まりとなっていた。しかし、Uberの支払い手段としてPaytmを選び、そこから入金しようとするプロセスで出てくるPaytm本人確認フォームだと日本のパスポート番号が入力できた。しかも、その後Paytmアプリを開いてみると、minimum KYC完了と表示されて、店での支払いと他のアプリへのオンライン支払いが可能になっている。

full KYCをやらないと個人間決済やpaytm bankの作成ができないが、カードから直接支払うのであればこれで問題ない。月々10000ルピーまでならwalletも使える。先ほど試しに使ってみたら問題なく使えたので、これで晴れてPaytmユーザーとなれた。ここから一気にインドのモバイルアプリを中心にテクノロジーの社会実装に掘り下げていけそうなのでとても楽しみだ。