柿本人麻呂

井沢元彦の江戸川乱歩賞受賞作猿丸幻視行を読んだ。 柿本人麻呂と猿丸大夫の暗号を解く話。 推理小説というより歴史小説として読むべきなのだろうか。 グリル式で解いていくあたりはかなり興味深かった。 挿話の意味がよくわからないが完成度は高いと思う。 南方熊楠はいいとして、東條英機は出てくる意味がわからない。 あと表紙が猿面なのだが年老いた服部カンゾウに見えて仕方がない。 シンゾウやシシ丸やケムマキには見えないけど。