妖怪大談義

先日理由はよくわからないけどどうしても本屋に行きたくなり
夜10時に家を出て、本屋に行って、二冊購入してきた。
やはり週に一回は本屋に行かないと少し具合が悪くなるみたい。
そこで買った本が京極夏彦対談集 妖怪大談義 ISBN:404883925X
個人的にかなりぶなんなセレクトだが、一般的にどうかといわれると
やや疑問は残る。京極好きな妖怪好きとしてはスタンダードだと思う。


全然この人の本を読んだことがない人にはおもしろさがわかりにくい
かもしれない。まもなく公開される映画「姑獲鳥の夏
http://www.ubume.net/
を見るか、本を買うか ISBN:4062638878
豆腐小僧双六道中  ISBN:4062122146
きっとこの妖怪ワールドが開けてくるんじゃないかと思う。
(そんなものは開けてこない方がいいかもしれないけど)


この対談集でとりわけ面白かったのは70年代、80年代の妖怪本があまりにも
どうしようもなくてすごいところ。相変わらず水木しげる御大が一味違うところ。
カバット氏が豆腐小僧好きなところ。あと興味深い意見としては
平安時代の公式なものにいろいろな怪異が書かれているけれども
現代においてそれらにリアリティがないように、当時もリアリティは
なかったんじゃないかということ。単にお約束で書いていただけじゃないかと。
人が鬼に食われたって言われても今誰もリアリティを感じないけど
当時だってリアリティを感じているわけがないんじゃないかってこと。
現代人だけが偉くて賢いわけじゃないから、まあそんな気がする。


先着順って書いてあるけど間に合うのかな。
http://www.kwai.org/daisenso/daidangi.html
そもそもそんな時期に中野に行けるのか。