勝てるゲームをする(強引にまとめ)

就活のトモというSNSに4ヶ月で110エントリーくらい就活関連と
あまり関係ないことも含めて日記を書いていた。4月1日の日記には

今一番興味があるのは6日に面接を受ける企業です。
採用枠はスキルがある人がいれば採りますということで
倍率は果てしないわけですが、チャレンジします。
セミナーで英語力と電気、物理の知識がある人を
欲しいと言ってました。よくわかりませんが
私には三つともあるんじゃないかと感じています。


自己PRは大体自分のやってきたことの一部を
切り取ってアピールするものだと思ってましたが
この会社のこの仕事に限って言えば、私がこの5年間
大学でやってきたこと全てが直結しています。
・コツコツと英語をやってきたこと。
・フランス語を勉強してバックパッカーをしてきたこと
・学部の講義で電気、通信の基礎を学んだこと
・研究室で装置の解体をしたこと
・英文のマニュアルを見ながら装置の改善をしたこと
固体物理の原書で毎週輪講をしたこと
・最先端の技術の動向に関心がありチェックしていること
これ全部が直接役に立つ仕事がありました。
そういうわけで全部さらけ出して勝負してきます。
もうちょっと先の話ですけど。

と書いている。直結は言いすぎだけど、これが本音である。
この会社から内定をもらって、来年から行くことになっている。


ADLの説明会に行ったときに、去年入った新卒4人のうち二人が
今知的財産関係の仕事をしていると聞いて、知財が気にはなっていた。
技術をビジネスにするなら知財を避けて通れないだろうと。
外資系企業で技術力のある会社で知財の仕事があったわけだ。
しかも、英語と電気と物理という組み合わせがまたなんというか
自分用にアレンジされたものだと感じた。


日本で採用活動をやっているから対象はきっと日本の大学院生である。
東大、京大なら文句ないだろう。このへんの電気系って合わせても
100人以下じゃないだろうか。大半が保守的で終身雇用万歳だから
学校推薦で大手電機メーカーの研究職につくはず。
外資を考えるのが5人くらいかと思う。その中でこの募集要項を
知っているやつがいるだろうかと考える。そして受けようと思うやつが
いるだろうか。自分以外にいるかいないか。いても一人だと思った。


半年くらい戦略コンサルを受け続けてきたから、最近就活を始めたような
理系院生に就活スキルみたいなやつで負ける気がしなかった。
そしてポジショニングは一、二を争うくらいで全然悪くない。
PRできることも多い。足りないのは熱意。なんか冷めてしまった面接が
多かった気がする。これは勝てるゲームだと思った。
ここで勝ちたいと本気で思った。こういう気持ちが大切だと思う。