無線LAN

全然日記カテゴリじゃないような気がするけど、コラムと書くのも
おこがましいのでそのまま書こう。今日のテーマは近頃なかなか
面白いことになっている無線LAN。とりあえずざっくりまとめたい。
参考資料(資料と呼ぶには大雑把すぎるかも)
http://b.hatena.ne.jp/pho/%e7%84%a1%e7%b7%9a/http://b.hatena.ne.jp/pho/WiMax/
あとでまとめてみる時にブックマークは便利だな。


インターネットは無料になるんじゃないだろうかと5年位前に思って誰かに
そういうことを言ったような気がする。プロバイダとして無料のものなら
昔のライブドアとかあったけど、電話代がかかるからそういう意味じゃない。
特に根拠はなかったけど端末さえあれば数Mbpsのインターネットが無料で使える
ようになるんじゃないか、むしろそうなるべきなんじゃないかと感じていたが、
どうやら近いうちに現実になりそうだ。日本じゃないけど。


当時ISDN、ADSLなど常時接続が登場しはじめたような気がする。
月額6000円くらいか、いやもっとかかってたか、あまり記憶にはない。
その後yahooBBの登場により他の会社も下げざるを得なくなり、世界一安い水準まで
下がった。それでもまだ無料というわけじゃない。月々3000円くらいはかかるはず。
無料もしくは極めて安くするためには、基地局から無線で飛ばしてたくさんの人と
共有するような形が考えられる。やはり有線では限度があるわけだから。


そう考えていたところにlivedoorがなかなか面白いことをはじめた
ライブドア“525円無線LAN”の勝算
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0506/24/news087.html
「4万ユーザーを獲得しなければ失敗」--ライブドアの公衆無線LANサービス
http://japan.cnet.com/news/com/story/0,2000047668,20085783,00.htm
電柱だけでなくIT自販機も利用--livedoor Wirelessのアクセスポイント拡大策
http://japan.cnet.com/news/com/story/0,2000047668,20087826,00.htm
この会社にしてはめずらしくいいことやるなと思ったのだが、実態は
ライブドア無線LANサービス、再延期
http://slashdot.jp/mobile/article.pl?sid=05/10/27/047203&from=rss
livedoor Wireless は使えていますか?
http://slashdot.jp/askslashdot/article.pl?sid=05/10/17/2311222&from=rss
ライブドアが自社HPで虚偽説明(←選挙のせいにしている)
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2005/09/18/08.html
山手線の内側で快適無線LANかと思ってたんだけど、実際には路地裏とか裏通りとか
まああまり人が使わないような場所ばかりなので全然使い物にならないらしい。


802.11a,b,gとかいろいろあるけど、どれも別に広いエリアをカバーするわけ
じゃないので基地局が足りるわけがないんだろう。新たな技術WiMaxが本命かも。
WiMaxに再び熱い視線
http://japan.cnet.com/news/com/story/0,2000047668,20084322,00.htm?ref=rss
携帯電話のデータ通信料を引き下げるにはWiMAXが不可欠--NRI
http://japan.cnet.com/news/com/story/0,2000047668,20085796,00.htm
WiMAXの世界展開を進めるインテル--新たに台湾でのプロジェクトを発表
http://japan.cnet.com/news/com/story/0,2000047668,20090693,00.htm
この通信規格に対してインテルはかなり本気の模様なので非常に楽しみだ。


WiMaxで決まりかと思っていたが、意外なものが出てきた。衛星である。
「地球全部をホットスポットにする」第4世代通信衛星(上)
http://hotwired.goo.ne.jp/news/business/story/20051027101.html

 I-4は軌道上で、2006年開始予定のインマルサット社の新サービス、『ブロードバンド・グローバル・エリア・ネットワーク』(BGAN)の中継所の役割を担う。BGANに契約すれば、『スターバックス』の店舗を探し回らなくても、ノートパソコン程度の大きさのポータブル接続端末を持つだけで、最高 492Kbpsという高速度でウェブの閲覧や社内LANへの接続がどこでも可能になる。

500kbpsあればある程度快適に使えるな。陸地の88パーセントをカバーしている
というのがすさまじい。イリジウムはぽしゃったけどこれはなかなか進化している模様。
無料にするのは大変そうだが、エリアの広さに関しては圧倒的にこっちの方が上だろう。


現状としてはやはり地域ごとで広がっていくと考えるのが妥当かもしれない。
オレゴン州の片田舎にある「世界最大のホットスポット
http://hotwired.goo.ne.jp/news/business/story/20051020102.html
Wi-Fi先進国エストニアを支えるギークたち
http://japan.cnet.com/column/pers/story/0,2000050150,20090916,00.htm
米フィラデルフィア市、米国最大規模のWi-Fiネットワーク構築事業を開始へ
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20088290,00.htm
こういう形で徐々に広がりつつあるようだ。オレゴン州ではすでにWiMax
利用しているんだとか。フィラデルフィア市では月20ドルらしい。


そんな中近頃いろいろなところで話題になっているgoogleがこの分野でも
やってくれた。既得権益をどんどん破壊していってもらいたい。
グーグル、サンフランシスコ市の無料Wi-Fiサービス計画に名乗り
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20088025,00.htm
GoogleのMountain View市への無料WiFi提案
http://davidtakeuchi.typepad.com/blog/2005/11/googlemountain_.html
グーグル、米マウンテンビュー市で無線インターネット接続を無料提供へ
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20091100,00.htm
Google、ホームタウンを全市Wi-Fi化へ
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0511/17/news059.html
googleアカウントとパスワードで認証し、GoogleのPersonalized Pageへ
最初につなぐらしい。広告でまかなっていくんだろうけど、実に素晴らしい。


Wi-Fiである程度の帯域が確保されるとskypegizmogoogle talkあたりの
音声のやりとりも一般的になるかもしれない。そうするとスマートフォン
普及して携帯電話や固定電話がピンチになることもありえると思う。
利用者にとって見れば歓迎すべきことなんだろうけど、企業は大変だな。
とにかく今後もますます目が離せないトピックではないかと思う。