大学のクリニックに行った

しばらく風邪をひかずに過ごしてきたが、少々喉に違和感があったので大学のクリニックに行ってみた。そもそも健康保険の概念が日本とはずいぶん違うので、いくらくらいかかるの?とか、保険はどこまでカバーするの?とか謎だったが、日本の大学にいた頃から大学のクリニックには馴染みがあったので、同じ感覚で行ってみた。
体温を測るとき、口の中に入れて舌の下の温度を見ると言われて驚いた。そういう測り方があるのは知っていたけど実際にやったのは初めて。耳や額で一瞬で測れる時代だけどけっこうアナログ。
診断のときの第一声("What can I do for you?")が新鮮だった。日本だったら「どうしましたか?」とよく聞かれるが、「私に何ができますか?」と聞かれたことはない。大した違いではないけれども興味深いと思った。sore throatと言えば通じるけど、喉を指差してstrangeとかpainとか言っても通じるわけで、言葉は道具に過ぎず、答えは無数にあるのだと思った。
薬が大きくて驚いた。

1錠が625mgってけっこうなサイズだと思う。抗生物質は最後まで飲みきって、他のは大丈夫なら止めて良し。抗生物質も唇や頬が膨らんだりするような異常があればやめること。インストラクション自体はほとんど同じだ。
お金の話。大学経由でAXAの団体保険に入っているが、通常の風邪には適用されないみたい。

診断が10ドル、鼻水止め1種類1ドル。抗生物質は10粒で9.2ドル。今のレートで換算すると大体1500円くらい。学部生は無料になるそうだが、大学院生もまあまあ普通だ。日本の3割負担で払う額よりも少し安いかもしれない。風邪をひかないに越したことはないけれども、医療費が手頃な値段なのはありがたいと思った。ちなみに歯医者は全然カバーされてないので、必要なときにどうするか考える。
ブログってこのくらい気軽に書くものだったのに、なんでいつのまにか書く敷居が上がってしまったのかなと思って、気軽に書いてみた。書かないことは残らないので、どんどん書けばいい。多少喉に違和感があるけど、そんなことを言うくらいの気力はあるのでご心配なく。