外資系で成功する人しない人

けっこう前に買った本を読み返してみた。

4806111791外資系で成功する人しない人
得平 文雄
中経出版 1998-10

by G-Tools

AIU保険の日本法人の社長が書いている本。ありきたりだけど参考になる。
ブックオフを利用していた頃に100円で買った本で、そのくらいの価値は十分に
あると思うけど、定価で買うほどの価値があるかと言われるとそうでもないような。

外資系企業では、求める人材は必要とする各部門の責任者が直接面接をして採用していきます。企業側の求める職務が最初から明確であり、そのポジションに的確な人材をその部門の責任者が求めていくのです。そこには、人事部の思惑が介入する余地はほとんどありません。そこが現場主義と呼ばれるゆえんでもありましょう。

非常に合理的で良いシステムだと思う。いや、このシステム以外ありえないと
感じてしまう。人事部が選んだわけのわからないやつがまわされてくるよりも
部門の責任者が自分で選んだ方が納得できるんじゃないだろうか。

実はこの結果が全てであるという点にこそ日本企業と外資系企業の違いが集約されているといってもよい。外資系企業では、それがまったく評価の対象にならないということではないが、「がんばってみます」「努力したのですが」といった意気込みや過程より、結果が重要視される。途中の細かい説明を省けば、外資系では「がんばらなくてもいいから、結果を出してくれる人物」を求めているということであり、ここが日本企業との様々な違いになっているといえよう。

お金を生み出すのは努力じゃなくて成果だからこれも当然の話。
どれだけがんばったとかそういうナンセンスな言葉を口から出すと
それだけでバカだと思われそうだから注意が必要だ。

英語は勉強するものではありません。なれることです。決して流暢な英会話を目指すのではなく、間違いを恐れず、しっかりとこちらの言いたいことを伝えようとする意欲を身につけることです。

英語慣れについては、まだ10日くらいしか働いてないけど、英文を読むスピードが格段に上がった
と思う。大学の頃の英語の勉強がばかばかしいくらい。仕事ってすげーと思う今日この頃。
リスニングもライティングも日常的に取り組もうかと思ってる。
(下書きではもうちょっと詳しく書いてたんだけど、仕事内容に触れすぎたので自主規制。
仕事の英語はblogに書きにくいので知りたい人は直接聞いてもらえるとありがたい)

必死に勉強し、朝から晩まで働き、骨身を削って成果を出して始めて高いリターンが得られるのです。そこには年功序列をベースとした給与テーブルといったものはありません。とにかく、外資系企業で働いて成功している人たちは「一生懸命」です。勉強にも、仕事にも、そして遊びにも、全力でぶつかるのです。

偉くなればなるほど忙しそうな印象を受ける。それがきっと健全なんだろう。
米系ならこのくらいアグレッシブかもしれないが、欧系だとそうでもないような気がしないでもない。
まあよくわからないんだけど。

対上司、対部下という関係に老いても顧客満足という概念が成り立つはずである。すなわち、上司の事前期待以上に結果を出すことも、顧客満足への取り組みといえるだろうし、同じように、上司も部下の充実感を引き出したり、部下に対して快適な職場環境を提供してやってこそ顧客満足を実現しているといえることになる。

期待を超えるのはなかなか難しい。でも、常にひとひねりあることを言おうとは心がけている。
思い付きじゃなくて論理立ててちょっと違った考えをたまーに主張している。

「私はこのようにして利益をもたらします」といえること
相性を考えてみること
求められる役割や期待がはっきりしていること

面接にはこの三つが必要らしい。新卒の人が利益をもたらすとかいうのは
なかなか難しいと思うけど、中途ならこれがいえないと話にならないかと思う。

control your densitiny or someone else will.
自分の運命は自分で切り開け。さもなくば他人があなたの運命をコントロールするだろう

確かにこれはありえる気がする。できる限り自分の意思で動いていきたい。