気がつけばあまり使わなくなっていたKindle。iPadの方が使いやすいからという理由に尽きるのだが、もう少し具体的に考えてみると、自炊本がまともに読めないのが主な原因かもしれない。
- 画面が小さくて、自炊した単行本がサイズ的にきつい
- 自炊PDFはすべてカラーでスキャンしているので、文字がかすれてまともに読めない
つまり、文庫本であって、文字がかすれてなければ読めるということだ。そんなわけで自炊PDFを加工してみることにした。
ちょっと探してみるとKindlizerなるツールにたどり着いた。
https://github.com/tdtds/kindlizer
結論からいうとMountain Lionでちゃんと加工して表示できたのだが、手持ちのKindle2に転送するとファイルがぐちゃぐちゃに表示されてしまって全然使い物にならなかった。Kindle3なら大丈夫のようだがKindle2では駄目な感じ。加工自体はできたのでインストール手順を書いてみる。
環境としてはMountain LionにXcodeを入れてhome brewとgitが入ってる状態。この5つを入れる。
- poppler-utils
- poppler-data
- imagemagick
- pdftk
- sam2p
最初のpopplerを入れようとしたところ最新のXQuartzを入れろと言われたので、dmgファイルをダウンロードしてインストール。
http://xquartz.macosforge.org/landing/
XQuartzが入っていれば
# brew install poppler
でインストール可能。imagemagickも同様に
# brew install imagemagick
で入る。pdftkはhome brewでは入らなかったのでdmgファイルをダウンロードしてインストール。
http://www.pdflabs.com/docs/install-pdftk/
sam2pはhome brewだとエラーが出てインストールできなかった。そんなわけでtar.gzファイルをダウンロード。
http://code.google.com/p/sam2p/
# tar zxvf sam2p.tar.gz # cd sam2p # ./configure # make # make install
こんな感じでインストールできた。tif22pmnも同じようにダウンロードしてインストールできた。rakeも必要ということで
# gem install rake --remote
でインストールした。rakeで一気に変換できたのだが、前述の通り転送して開くと残念な感じ。Kindle3とKindle2でけっこう違うのかもしれない。そんなわけで今度はkdconvを試してみた。