何を求めて旅行に行くのか

旅行に行くといっても、同じところに何回も行くタイプと、新しいところに行くタイプがあって、自分は断然後者なんだろうと思う。どうしてそんなに塗り絵みたいに次から次へと別のところに行くのかというと、たぶん行きたいところはたくさんあるのに、行けるところは限られているからだろう。一年に何回行くか、あと何年自分の身体が動くか、を考えれば容易にあと何カ所くらいいけるかわかる。そうすると何回も同じところに行ってその回数を無駄遣いするよりも、まだ行ってないところに行こうと思うのが自然だと思う。

そもそもなぜそんなに行きたいところが多いかというと、自分が社会科全般に好きだったから好きだったからではないかという結論に至った。地理とか歴史を勉強したときに出てきた場所に行ってみたいから、必然的に行きたい場所は多くなる。本で読んだ場所、写真で見た場所、そんな思い入れのある場所に行ってみたいというのが、自分の求める物なんだと思う。

だから知り合いが住んでるところに行こうとは思わないし、誰かに勧められたところに行こうとも思わない。自分が行きたいところに知り合いが住んでいない方が気楽な気分さえしてしまう。根本的に価値観が違うとしか言いようがない。

現地の人との触れあいたいとかいう感覚は大学生の頃には少しあったけど今は皆無だ。別に現地の人みたいに生活する必要はない。自分はただ、あの写真で見た、教科書に出ていたものの実物を景色を見たいだけから。