旅にテーマは必要か。Yesとも言えるし、Noとも言える。なければないで楽しめるし、あればあったで軸ができるかもしれない。いろいろな選択をする際の優先順位付けの基準になるのであれば、ゆるいテーマというのは便利だ。
近頃というか元々かもしれないが、お酒が一つのテーマになっている。別にそれほどお酒が好きなわけではなく、なければないで問題ないのだが、旅先ではいつも飲む。朝でも昼でも夜でも機会があれば飲む。酒と言ってもビールとワインくらいで、蒸留酒は飲んでないけれど。特に理由はないがなんとなくそれが自然だと感じるから。
食べ物にしても飲み物にしても、それができた現地で食べたり飲んだりするのがいいという原則に従って行動している。現地のお酒は現地の食事を食べながら飲み、現地の気候を感じながら楽しむのが一番いいんだろうなという基本に立ち戻っている。そんなわけで、いろいろな国のワイナリーでワインを飲むのは大好きだ。
前置きが長くなったが、ペーチの近くのヴィッラーニ(Villány)という所に行ってワインを飲んできた。その後ペーチに戻ってからバスでセゲド(Szeged)に向かうというのがこの日のプラン。ハンガリーでワインといえばトカイの貴腐ワインが有名だが、いろいろ見てみるとヴィッラーニの赤ワインも有名らしい。
こんな列車でのんびりと向かう。
どうせペーチに戻ってくるんだから荷物を置いていこうと思ったのに、コインロッカーで使う小銭が足りなく、両替してもらうには時間がなく、荷物を持ってヴィッラーニへ行った。
駅前には何もなくて、ちょっと歩くと観光案内所があり、ぶどうが少々。
もう少し進むと似たような建物がたくさんあった。
とりあえず一軒目。
ポルトギーザー(Portugieser)という種類のぶどうから作ったワイン。なんというか普通にグラスで注文する感じ。飲んだ分きっちり請求するという感じであまりゆるくなく、特に買わずに店を出た。まあワインは美味しかったんだけど。
二軒目
Gere Tamás & Zsolt » Villányi bor - GERE TAMÁS és ZSOLT pincészete a villányi bor bölcsője.
ケークフランコシュ(Kékfrankos)という種類のぶどうで作ったワイン。これよりはポルトギーザーの方が好きかなと思った。店の雰囲気はこっちの方がよく、値段もけっこう安かった。庭もなかなかよい雰囲気。
店ならいっぱいある。
三軒目
VINATUS PINCE ÉS FOGADÓ - VILLÁNY
ここの雰囲気良かったし、試飲して美味しかったので、一本買って帰った。
酔っ払いながら駅まで歩いて戻り、列車でペーチに行って、そこからバスでセゲドに向かう。セゲドもまあまあ大きな街で、バスターミナルから宿までけっこう遠かった。
けっこうまともな部屋なんだけど、これまで泊まったところもここもシャンプーが置いてなかった。途中で買って持ち歩いてたからまあいいんだけど。
散歩して晩御飯。なんかロシアっぽいのがあったけど、絶賛工事中だった。
ここの料理は特に美味しかった。サラダのドレッシングにラズベリーソース。
もちろんお酒も飲んだ。パプリカって辛いんだな。