関市駅から岐阜駅までバスが出ているので、多少時間はかかるがそれほど不便ではない。岐阜といえば織田信長。
岐阜を見て回ろうかとちょっと思ったが、何も調べてないし大垣に行ってしまおうということで電車で大垣に行った。飲み物の自販機でチップスターとか蒟蒻ゼリーとか売ってて、なんかここは違うぞという軽い牽制を食らう。
どうせ暇だからと歩いて駅からソフトピアジャパンまで行ったらやたら遠いし、道は全然楽しくなかった。ここにも信長像。
まだ空っぽな大垣ミニメイカーフェア会場。
ソフトピアジャパンに泊まるのでチェックインできるかなと思ったら19時に来てくださいと書いてあったことに気づく。荷物を預けられないかなと思ったが、コインロッカーも預ける場所もなくて、諦めて大垣駅に戻る。バスだとらくちんだった。当たり前である。
駅のコインロッカーに荷物を預け、バスターミナルの反対側の出口に出ると巨大ショッピングモールがあった。大垣は郡上八幡や関とは全然規模が違う都市だということを思い知らされた。あと車ない人には住めない場所なのもわかる。サンマテオとかマウンテンビューとかそういうカリフォルニアのだだっ広さを感じた。
ショッピングモールのリンガーハットで牡蠣ちゃんぽんを食べてウロウロしていると、とてもインパクトあるキャラメルの自販機を見つけた。
それから、上流の方の揖斐川を見に行こうみたいな適当な理由で養老鉄道に乗った。
岐阜県の酒蔵を検索したときに、郡上八幡・美濃・関・岐阜のような長良川沿いでは全然見つからなかったのに、大垣のような揖斐川沿いでは見つかったので、上流に行けばシンガポールでは見られない田園風景が広がっているのだろうと勝手に期待した。
それにしても揖斐駅前の店、営業時間短すぎ。
空が広いっていいなと思ったりした。
水の流れが見たかったけど、揖斐川の支流はカラカラに乾いていた。
そんな感じで満足して大垣駅に戻った。少し歩くと大垣城があった。数段階段を上がっただけで、すぐ天守閣みたいなコンパクトゆえのショートカットというかお得感のある城である。
更に歩くと奥の細道むすびの地なんて場所があった。案外観光スポットあるじゃないか、大垣。
こういうベタな観光地は一周回って好きになった。現地の人の目線でとかもうどうでもいい。観光客には観光客の楽しみ方がある。
そしてこの近くに老舗の酒造があった。
白川郷というお酒をここで作っているらしい。新酒も飲みたいと言ったら試飲させてくれた。
飲んだ中で新酒の白川郷の濁り酒が気に入ったので4合瓶を一本買った。続いて行ったのは武内酒造。
試飲したいというと次から次へと出てきて、どれも違ったベクトルに美味しい。
美味しい酒がどれもこれも安くて驚いた。最終的に買った大垣城のひやおろしなんて1080円。でも他の地域の酒と遜色ないくらい美味しい。
どちらも大垣駅から歩いていける距離にあるので便利でおすすめである。近頃は別に酒を作っているところを見せてもらわなくても、酒造の直売所みたいなところでかなり満足できるようになった。酒屋や居酒屋とは全然違う体験ができる場所である。