宿から阪急梅田まで歩いて、阪急線で河原町まで行き、四条大橋を渡れば京都南座である。けっこうギリギリになってしまった。それにしても京都に着いた瞬間全然全身で感じる圧倒的なホーム感はなんだろう。また日本に住むならここがいいと即座に断言できるくらい精神的に囚われている。
歌舞伎はまだ見たことがなかったが、ニコニコ超会議で度々話題になっていた超歌舞伎は前から気になっていたので非常に良い機会だった。
花道を活用し、ワイヤーで三階席の近くまで引き上げられ、舞台背景も動くこと動くこと。それにミクさんが滑らかに口上を述べるのをみんなで見守る優しい世界が21世紀っぽくていいなと思った。
錦市場で買い物しながら宿に向かう。最近は利便性を考えて四条烏丸に宿を取ることが多い。阪急にすぐ乗れるしJRにもすぐ行けるのが良い。チェックインして15時過ぎでさてどこ行こうとGoogle mapを見ていた。中心部でそこそこ満足できそうな場所ならいくらでもあったがそうじゃないと自分の心が訴えかける。今のインド生活に足りないもの、川だ
山を背景にした川の上流が見たい。鞍馬・貴船エリアに行こう。
ということで出発した。正直参拝とかどうでも良かった。久々に叡山電鉄に乗って、長閑な川の上流の景色が見られたらそれで十分だった。ケーブルカーに乗ってギリギリ参拝時間に間に合った。
せっかくここまできたらここで何か食べたいと思ったので鱧料理を食べた。そういえば今回の旅行でまだ酒を飲んでないと気づいたので、前回道端で会ったドイツ人と一緒に行った酒蔵館を再訪。
京都に来たら豆腐と湯葉も食べないといけないのでここで食べた。そんななかで協力者より京都のディープな飲み屋情報が入ってきて、もう一杯くらいは全然問題なく飲めそうだから行ってみた。
こじんまりして居心地がよく4杯飲んでしまったがよくあることだ。年に一回くらいは京都成分を充電するのもいいのかもしれない。