ヒューマンインタフェース2.0
昨日丸ビルでORF(現代リアル学)という慶応大学SFCのイベントを見てきた。
『インタフェースからの発想』パネルディスカッション | 慶應義塾大学ORF2006
http://www.hi.sfc.keio.ac.jp/orf2006/
中身については、このブログで取り上げられている。
Yahoo!ブログ - 情報技術史(コンピュータとネットワークの進化)
http://blogs.yahoo.co.jp/eugenes0507/42395419.html
googleの人とか紙copiの人とかパネルの方にいて、Willustratorの人とかLivedoorReaderの人(最速の人)とかが最後に質問してた。気になったところをいくつか挙げてみる。
- ajaxって言っても、フロントのjavascriptよりバックエンドのシステムの方が重要。
- UIには速さが重要。どのツールかではなく、使いやすいHIが目的。
- 創作のためのツールを提供したい
- コンピュータの向こうに人がいることを感じさせる
- プログラマ以外が設計に参加するのが重要
- 性能だけが売りだと短命だが、良いインタフェースは長生き
- 人間を研究する
- プロトタイプがあって初めて議論ができる
- 人間と機械がやり取りをしていかに良い成果を出すか
- 簡単に登れるから落ちる。自分の力で登れると大丈夫
- どういう能力が必要とされているか
- 誰もが簡単に使えるものを作ることが必ずしも良くない
- acceptableなものはacceptする
- self-buildが理想だが、誰もができるわけじゃない
- いまだに人間は、人間自身のことがわからない
過保護に遊具を撤去するんじゃなくて、大人が遊具それぞれの危険性を理解する。子供の筋力(自分の体を支えられるか)とかをしっかりと理解して、遊ばせるときにはちゃんと見ておく。骨折までは勘弁してくださいって事前に親に言っておく。という方針の保育園が横浜にあるらしい。前にどっかで聞いたことがあるような気がするんだけど、今探しても見当たらなかった。簡単に登れたり、親が上らせてあげたりするから落っこちるのであって、子供が自分の力で登るのであれば何も問題はないとのこと。
これをヒューマンインタフェースのケースで考えていたのが興味深い。誰もが使えるものじゃなくて、ユーザー自身がちゃんと理解して、ユーザーのスキルを向上させて、利用できるようにするアプローチもあるんじゃないかということ。できない人には無理にやってもらわなくてもいいけど、がんばる気があるならサポートするというとちょっと違うか。自発的にやるような環境を整えて、無理にはやらせないってことも近いけどちょっと違うか。なんかだんだん良くわかんなくなってきた。