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iPadを使って1年

一年前の今頃、ニューヨークのアップルストアに行ったとき、iPadを鞄からさっと取り出して手軽に使っている人を見て急激に欲しくなって買った。今となってはこれがない生活は考えられない。そこまで大学の勉強や生活に浸透している。個人的な意見として、どれだけたくさんのアプリをインストールしたかとか、どれだけたくさんの機能を活用しているかってのはどうでもいいんじゃないかと思っている。限られた数のアプリでも高い頻度で利用しているのであれば、それも十分に活用していると言えるだろう。ついている機能を全部使わなきゃいけないって考えるのは単なる貧乏性で、極端なことを言えば、PDFリーダーだけを入れてひたすら自炊した本を読んでいるだけでも十分な気がする。要は生活スタイルに合わせてうまく使えている状態だと、ハッピーなのではないかということ。前置きはそのくらいにして、使っているアプリを紹介しよう。

i文庫HD(800円)

http://itunes.apple.com/jp/app/id369111608
最初はあまり想定していなかったけど、個人的にiPadの使い道って自炊本を読むのがメインだな。タッチするだけでページがめくれるのはらくちんだし、本を開いたまま固定しておいたり、しおりを挟んでおいたりしなくてもいいのがとても便利。持ち運びも常に数冊入っているから、本の入れ替えとか考えなくていい。大学でもらった資料を全部スキャンして、教科書もスキャンしてPDFにしたのをiPadで表示させながら、ノートにボールペンで書いて勉強してた。法令集や審査基準などもPDFがあるので、授業中はiPadでそれらを表示させながら講義を受けていた。判例も1つ100ページくらいあるのを全部印刷しようと思ったらぞっとするけれども、iPadなら全然気にならない。今のところの結論としては、自炊本のPDFはi文庫HDで、講義資料のPDFはデフォルトのiBooksが便利かなという感じ。前から順に読むスタイルと、ぱらぱらと参照しながら読むスタイルでは、使い勝手の良いアプリは変わってくる。

The Economist(アプリ自体は無料、全てにアクセスするには要購読)

http://www.economist.com/digital/apps
これは以前紹介した通り素晴らしい。音声と文章がシンプルにマッチしている。最近のアップデートで各記事からtwitterfacebookに投稿できるようになったのも素晴らしい。あと個人的な希望としては、別アプリでもいいので、紙版のコンテンツだけではなくweb版のコンテンツ(動画やブログ)もアクセスしやすくしてくれたら良い。こういう毎週読みたくなるような雑誌あって、非常にアクセスしやすくなっているというのは、とてもありがたいと思う。

手塚治虫(アプリ自体は無料)

http://itunes.apple.com/jp/app/id394877114
この漫画もいい。ブッダ、ブラックジャックリボンの騎士、三つ目が通る、どろろ、などなどからピックアップして、毎週100ページほど無料で読める。1000円払えば一ヶ月間全作品読み放題なのだが、まあそこまで読まなくてもいいやという自分は毎週配信される無料分でけっこう満足だ。

Oxford Deluxe($54.99)

http://itunes.apple.com/us/app/oxford-deluxe-ode-ote-powered/id307233030
dictionary.comという辞書アプリもそんなに悪くなかったんだけど、もうちょっと詳しいのはないのかなと思って探してこのアプリに落ち着いた。英英辞典とシソーラスがついてこの値段。やっぱり億劫がらずにちゃんと辞書をひかないと進歩しないと思ったのと、ケチケチせずに辞書くらいちゃんと投資してもいいよねと思ったので買ってみたが、期待通りの使い勝手に満足している。

Our Choice($4.99)

http://itunes.apple.com/us/app/our-choice/id432753658
不都合な真実という本の続編。正直言って中身には興味がない。この動画を見て、風力発電の風車にふーってやりたかっただけ。この本を作ったPush Pop Pressは、アップルでUIの仕事をしていた人たちが立ち上げた会社。道理ですごいわけだ。

NYPL Biblion(無料)

http://itunes.apple.com/us/app/nypl-biblion-worlds-fair/id433418206
これもよく知らないでダウンロードした。ニューヨークの図書館がこんなに気合いの入ったアプリを作るのかと驚いた。本を選ぶ際に、空間から取ってくるような感覚というのは新鮮だった。Our Choiceといい、iPad用のアプリのUIはかなりハイレベルな気がする。こういうハイレベルなアプリに慣れると、低レベルなアプリにがっかりしてしまうので、作る側は大変だろうなあ、なんてことを思った。利用者としてはありがたい限り。

The History of Jazz($9.99)

http://itunes.apple.com/us/app/the-history-jazz-interactive/id411521458
年代毎にJazzの歴史を辿れるアプリ。wikipediayoutubeのコンテンツをうまく活用していてなかなか興味深い。情報自体は全てパブリックドメインにあったとしても、そこへのアクセスのしやすさを提供したり、うまくまとめたりすることには価値がある。そんなことを実感したアプリである。たとえ無料に手に入るものだとしても、実際にアクセスして楽しまないことには存在していないのと一緒なので、そういう導線の価値を認識させてくれた気がする。こういう再構成も増えてきたらいい。

AccuRadio(無料)

http://itunes.apple.com/jp/app/accuradio/id351425453
最近入れたアプリなのだが、クラシックとかビートルズとかジャンルを指定するだけで延々と曲を流してくれて便利。ラップトップに比べて持ち運びに便利だし、操作もしやすいので、こんな感じで手軽に使えるアプリというのは非常に有益である。

Flipboard(無料)

http://flipboard.com/
twitterfacebookRSSの内容を自動的に組版して、一目でざっと見られるようにしてくれるアプリ。リンクをクリックしなくても画像を引っ張ってきてくれたりして、普通のtwitterクライアントとはずいぶん印象が変わる。こういう新たな視点をもたらしてくれるアプリというのはありがたいものだ。

まとめ

用途はいろいろだと思うけど、朝ベッドの上でだらだらエコノミストやtwitterを見たり、授業中にリファレンスとして活用したり、電車やバスの待ち時間に本を読んだり、カフェでまったりしながら遊ぶのに非常に便利な端末だと思う。あと飛行機の中では特に便利だと思う。格安エアラインで移動するときに、機内エンターテイメントが全然なくても、iPadで動画を見たり本を読んだりしていたらけっこう快適。あんまりプレゼントには向いてないかなと思った。自分が使う場面をイメージできた人が買えば幸せになれると思う。