第一回アディスアベバ観察会 初日・Ethio TelecomでSIMカードを購入

バンコク出発が遅れたにもかかわらず、ほぼ定刻通り早朝6時頃にアディスアベバ・ボレ空港に到着した。両替所が入国審査の手前にあったので米ドルからエチオピア・ブルに両替した。eVISAは既に取得して印刷していたので、VISA on Arrivalには行かずに入国審査に行き、特に問題もなく入国した。その後の税関では巨大な荷物を持つ人でごった返しており、55インチのテレビを2台一人で運んでいたりなかなか激しかった。

空港WiFiが思いの外安定していたので最初からスムーズに連絡を取り合うことができ、なんとか合流して3人でタクシーに乗ってホテルに向かった。黄色いタクシーで200ブル(800円程度)。ミニバスだと一人50円くらいで行けるらしいが、別にタクシー高くないし荷物もあるのでタクシーで良い。

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7時でチェックインできたらいいなと思ったら、ホテルがチェックイン対応してくれた。部屋に入ってシャワー浴びて軽く眠れたのでとてもありがたい。といっても、飛行機の中で爆睡しているので大して疲れておらず、朝の散歩に出た。

初めて訪れる場所で、頭に叩き込んだ地図情報と現地での視界からの情報をマッピングするのがとても楽しい。自分が一歩進むごとに、暗闇のダンジョンに光を差すように未知の世界が既知の世界になっていく。そしてたどり着いた教会でこの国の人の信心深さを間近で見ることとなる。

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更に進んで、Ethio Telecomの店舗を発見。

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アムハラ語らしい料金表のようなものを見て、断念したわけだが、この内容は後にほぼ解読できた(と思う)。

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上の3つが24時間プラン、真ん中の2つが7日間プラン、下の残りが30日プランで、それぞれ25MB, 55MB, 100MB, 100MB, 250MB, 500MB, 1GB,...と並んでいて、その料金が右側の数字なのだろう。というのは、この後SIMカードを買ってTop upしたときに月額1GBプランが165エチオピアブルだったからである。

偵察はこの辺にして、一旦戻って得体の知れないローカル料理を食べた。肉っぽく見えるけど穀物な感じでしかもけっこう辛くて、甘いシロップをかけて食べるとちょうどいい。

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それからコーヒーももちろん飲んだ。エチオピアのコーヒーは細挽きか極細挽きの小さい粒度で、無造作にやかんに入れてグツグツ沸騰させて、フィルタリングしてたっぷり砂糖を入れて飲むスタイル。

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そして再びEthio Telecomへ。

ethiotelecom

店舗によって違うかもしれないが自分がやったのは以下の手続き。

1. 下のコピー屋に行って、パスポートの顔写真ページとスタンプページをコピー

2. 店舗でsimカードを購入

3. 店舗で使用する端末を登録 (galaxy s7のIMEIらしきものを入力してた)

4. 下のコピー屋でsimカードをカット(nano SIMはないので)

5. simカードを端末に入れて、店舗でアクティベートしてもらう

6. 店舗で必要な金額を払ってカードにTop-upしてもらう

7. 999,989など店の人に電話してもらいながらプランを選んで購入

けっこう英語が通じるので頑張ればできるけど、ステップ数が多いので中国でプリペイドsimを買うよりは正直言って面倒くさい。買ってしまえばLTEも使えるし、VPNなど使わなくてもどのサービスも使えるので便利だった。写真や動画をアップロードすると結構時間がかかって失敗したりするので通信が安定しているとはあまり言えない。

Top-upはEthio Telecomの店舗じゃなくてもっと小さい店でスクラッチカードを買って自分でできるようだが、それは今回試していないのでよくわからない。

その後、あんまり激しく動いても高山病になってしまうのでのんびりコーヒー飲んでた。

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GrabやUberのような配車サービスがないかと見てみたら2つあった。

ZayRide

EthiopiaTaxi

試しにZayRideでタクシーを呼んでみたが、アディスアベバ中心近くなのに2台しかないし、1台が来ると行ってたのに渋滞に巻き込まれて全然来なくてキャンセルされた。つまり全然使い物にならなかった。

そんな感じでSIMカード買ったら一日目が終わってしまったが、ホテルのそばで食べたフランス料理は美味しかった。

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第一回アディスアベバ観察会 準備編

アフリカには前々から行きたいと思っていたのだが、心理的にいろいろとハードルがあってなかなか行けずにいた。行くには時間もお金もたくさんかかるし、治安も感染症も少なからず心配があった。しかし、年齢が上がるにつれて行きにくくなるし、今回ニコ技深圳コミュニティからアディスアベバ観察会準備室というwechatグループが発足したのもあって行くことにした。そして今回JETROという非常に頼もしいサポートのおかげもあって、非常に充実したアディスアベバ滞在となった。

予防接種

エチオピアは黄熱病の感染リスクがある国となっている。実際のところアディスアベバ自体は標高も高く全然蚊を見かけなかったが、もっと標高の低いエリアでは黄熱病の感染リスクがあるのだろう。エチオピア入国の際には黄熱病予防接種の証明書(イエローカード)は不要だが、エチオピアからタイやシンガポールに行くときにはイエローカードが必要となる。

自分の場合は2008年にペルーに行ったときに10年間有効のイエローカードを取得している。その後WHOの規定で10年という期限はなくなりイエローカードは生涯有効となったのだが、東京やシンガポールで予防接種を受けた医師によると国や医師によってポリシーが違って未だに頑なに10年で失効とするケースがあるらしい。運悪く10年で失効とみなされてしまうのも嫌なので今回改めて予防接種を受けることにした。黄熱病の予防接種を受けると、4週間他の予防接種が受けられなくなってしまうので、他のものと同時に受けるか最後に受けると良い。ちなみに黄熱病の予防接種はタイやシンガポールでは比較的いつでも受けられるが、香港や東京で受けようとすると前々から予約して行く必要があるので、予め準備しておくことが大切。

今回調べた限り、その後の入国制限リスクが有るようなものは黄熱病だけである。あとは各自の判断で受けたり受けなかったりすれば良い。そのあたりは専門機関でアドバイスを受けることができる。

今回最初に意見を伺ったのは東京駅八重洲口すぐにある機関。

日本検疫衛生協会

なぜここにしたかというと、他の機関の多くが週に1日しか予防接種を行っていなかったのに対して、ここでは毎日予防接種を行っていたから、短い東京滞在の間に行くのに都合が良かったからである。

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エチオピアに行くのに必要な予防接種を受けたいというと、黄熱病は必須で、A型肝炎と破傷風も強く推奨とのこと。破傷風は小さい頃に三種混合ワクチンを摂取していれば、追加でもう一回(ブーストと呼ぶ)うてばよいとのこと。一方A型肝炎は長期間有効にするためには3回必要となる。3回目は半年後なので今回は間に合わないが、A型肝炎はエチオピア渡航までに2回目まで受けられることがわかった。1回目と2回目を同じところで受けたほうがいいと思ったので東京では破傷風のブーストのみを行った。

続いてシンガポールのローカルクリニックでA型肝炎の予防接種を受けたいと言った。

日本だと国産の安価なワクチンが多かったが、シンガポールだと輸入した様々なワクチンがあった。A型肝炎にしても、A型肝炎とB型肝炎をセットにした輸入ワクチンがシンガポールにはあったので、少し値段は上がったがそちらを受けることにした。それから腸チフスの経口薬も進められたので飲んでおくことにした。シンガポールではインフルエンザのワクチンも進められたが、まあそれはいらないだろうということで断った。

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その一ヶ月後、A型肝炎とB型肝炎をセットにしたワクチンの2回目を受けた。その際に黄熱病のワクチンも受けた。今回はここまでである。狂犬病マラリアについては、心当たりのある変な症状がでたら急いで医療機関に行きましょうという心の準備だけで、特に何もしていない。

航空券

以前アフリカ行きの航空券をチェックしたときはルフトハンザやエールフランスのような欧州経由ばかりで値段もとても高かったと記憶している。しかし今回調べてみるとエチオピア航空が比較的安価で多くの路線に出ている。例えば香港、バンコクシンガポールからアディスアベバに直行便が飛んでいる。今回の日程だとシンガポールからは少し高かったが、バンコクからだと往復9万円程度だ。バンコクシンガポール間の安いチケットと組み合わせて非常に安上がりに済んだ。

ホテル

アゴダやブッキングドットコムで予約できるのでとても便利である。このあたりは他の国の旅行と大差ない。一泊5000円程度のホテルに泊まったらとても快適だった。バンコクと比べるとややホテルは高いかもしれない。

ガイドブック

ロンリープラネットPDF版を買って、行きの飛行機で軽く読んできた。今回はJETROの方に案内していただいたのでなければないで大丈夫だったが、一人で回るのであれば必須ではないかと思う。

通信環境

エチオピアの通信事業はEthio Telecomのみが行っていて、ローミングもあまり現実的ではなく、現地でプリペイドSIMカードを買うのが良さそうである。しかし、空港でSIMカードを販売しているわけではないので、行く前にGoogle mapやmaps.meでアディスアベバの地図データをダウンロードし、オフラインでも使えるようにしておくと良い。

ビザ

入国の際にVISA on arrivalを取得できるのだが、eVISAも非常に簡単に取得できた。

写真のサイズ調整にちょっと手間取ったが、必要なものをアップロードしてお金を払ったら3時間位でeVISAが取得できたのでとても便利である。

準備はこの程度でバンコク経由でアディスアベバに向かった。

今回エチオピアに何しに行ったかを一言で言うと、この記事がどこまで吹いているのか自分の目で確認しに行ったのである。現地に行かずにわかったつもりになるのは嫌だったし、言われるがままにうのみにするのも嫌なのだ。

三つ目は、中国が多く投資しているエチオピアで、現地で2万人を雇用して靴などを製造しているパートナーと一緒に、電気製品の製造ビジネスを立ち上げた。アフリカでのビジネスは難しいことが多いが、一カ月80ドルほど、10年前の深センと同じコストで労働者を雇うことができ、深センでの過酷な競争を避けられる。アフリカは大きな市場になり得るので、アフリカ人好みのデザインのものを作りたいし、エチオピアで作ったものはEU圏内に関税なしで輸出できる。難易度は高いが得られるものも大きい、ミドルリスク・ミドルリターンと言える。

四つ目が最もハイリターンの夢物語のようなビジネスで、彼はエチオピア各所に太陽電池と映画やゲームなどのスマホ用コンテンツを備えたステーションを設置している。彼の作ったスマホアプリをインストールしている人は、そのステーションでスマホの充電やコンテンツのダウンロードができる。利用は無料だが、このステーションが広く利用されことにより、彼はエチオピアで彼のプラットホームを手に入れることができる。そのアプリをベースに電子決済をしたり、ネット通販をしたりすることで、「俺はエチオピアのアリババ、ジャック・マーを目指す」というスケールの大きい話だ。

数日滞在していろいろ見学させていただいた感想として、3つ目は遅かれ早かれ実現しそうだが、4つ目は願望という印象を受けた。エチオピアをくまなく見たわけではないので、エチオピアに設置してあるらしいこのステーションの写真を持っている人は誤りを正して欲しい。そもそもスマホすらあまり普及してなかったので、現段階ではちょっと違うかなと感じた。

いずれにせよ、初めてのアフリカ訪問は非常に刺激的で、見るものすべてがとても興味を引くものであり、とても楽しかったし、また近いうちに再訪したいと感じるほど好印象だった。

2018年7月上海(スタバ旗艦店・ビリビリワールド)

朝に時間があったので、ネットの記事で見かけたスタバに行くことにした。スタバのファンではないのだが、旗艦店とか何か特別なものと聞くと気になってしまう節操のないカモである。

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スタバなのにパンが美味しそうなのは驚きだ。

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そしてとにかく広い。

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クローバーがたくさん。もちろんクローバーにした。

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すぐ横で焙煎が行われていてその様子が見られるのもとても良い。

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店舗によってこれだけ違うので、一概にスタバはどうだとかいう発言は慎んだ方がよいと思った。安い大衆酒を作っている酒造メーカーがすごく美味しい日本酒を作っていたりするので、ビジネスなどいろいろな兼ね合い、事情があって現在の形に落ち着いている事が多いのだろう。

ひととおり満足したので、朝10時の開場に合わせてビリビリワールドに向かった。

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一応列は動いていたが大量に人がいたので建物に入るまでに1時間半かかった。しかも、混雑のためかところどころネットにつながらなくて焦った。チケットがEチケットでアプリからネットに繋がないと表示できないので、ゲート近くでチケットが表示されたタイミングで画面をそのまま保持して、EチケットのQRコードを見せて通過した。

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巨大なホールが一階に2つ、二階に1つあって、どこも人が大勢いた。客層はとても若い。上海だけどここだけ平均年齢深圳より低い。コスプレをしていたりいろいろな格好だったりするけれども、とても礼儀正しい。男性が多いかと思ったが、女性もけっこうたくさんいた。

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こういうのはネットの記事を見てわかった気になっても全く意味がなくて、現場の0.1%くらいしか情報が伝わってないように思う。さらに言えば、現地にいるだけでもわからなくて、この動画サービスを日常的に使っていろいろなコンテキストを知らないと的外れなことを言うリスクがある。

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ちなみにビリビリの稼ぎ頭とみられるFGOブースは巨大だった。歴史上の人物からキャラクターが生まれて、そのキャラクターを模した格好をする人物が現れるというのは、二次元と三次元を行ったり来たりしてぐちゃぐちゃになって現象としてとても面白い。

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もう一つ興味深かったのはVsinger。日本のVTuberに相当するものだと思うが、singerとしてバシバシイベントやっていくぞという意気込みを感じる。ビリビリマクロリンクというイベントが夜に3日間あって、この日はVsingerだったのだがチケットは一気に売り切れていた。

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日本のVTuberのブースもあったが自分が訪問したタイミングでは閑散としていた。(何度かある放映時間には盛り上がったみたいだが、タイミングが合わなかったようだ)

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横でライブとかやっていたらそっちに人が流れるのは当然か。このBanG Dream!バンドリ!)のブースは何度か通りがかったがずっと盛り上がっていてすごかった。

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とにかく開場が巨大なので、様々なところでステージがあったりライブがあったりしても全然干渉しなくて、とてもコンテンツ盛りだくさんなイベントと言う印象を受けた。ビリビリ動画でライブ配信をしている人たちのトークショーみたいなのをやっていた。

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動画サイトのイベントなので各ステージが生配信され、その生配信のコメントが開場で見られる仕組みになっている。このステージだけだが、ステージの上の人が観客に背を向けてカメラに向かって歌っていたのがとてもシュールで良かった。

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企業とのタイアップもたくさんあった。

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半分近くは日本のコンテンツではないかと思う。

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DJのステージでも八王子Pのところで大きく盛り上がっていたし、背景に公主殿下の弾幕が出たり、world is mineで「お・ひ・め・さ・ま」と一斉にコールが起きて、みんなネギ振っていて、こいつら訓練されてやがるという気分になった。

7月から始まったばかりのアニメのコスプレをしている人がいたり、フィギュアが大量に販売されていたり、これが本来クールジャパンと呼ばれるべきものかと感じた。

もちろん中国発のコンテンツもあるし

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ファッションショーみたいなこともやっていたし

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謎の料理番組生配信もやっていたし

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独自コンテンツっぽいこともやっていたし

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とにかくいろんなものがたくさんあって一日居ても全然飽きなかった。チケットを買えるのがビリビリ動画のLv2以上の人限定なので(他に入手するルートがないこともないが)、そういうふうにターゲットを絞った濃いイベントになっていてとても良かった。オンラインとオフラインの両方があってこそのイベントなんだと思う。

ここからどんな変化をしていくのかが楽しみなので来年も来たい。

2018年7月上海(リニアモーターカー・エヴァンゲリオン展・クラフトビール)

金盾の向こう側の世界がどう発展しているのか、どんな独自の進化が起きて面白いことになっているのか、そんなことに近頃興味を抱いている。その関係で1年くらい前からビリビリ動画とそのイベントが気になっていた。今年の3月にビリビリ動画の大会員になって、中国語さっぱりわからないのに中国語の会員テストをなんとか突破してLv1になり、その後成都のパンダのライブ配信を見たりしながら経験値を貯めてビリビリ動画会員のLv2になった。そしてなんとかチケットを入手したので、ビリビリ動画のイベントを見に上海に行くことにした。

いろいろと検討した結果、春秋航空シンガポール発上海行を使うことにした。初めての上海である。上海といえばリニアモーターカーだ。浦東空港から中心部のちょっと手前まで運行している。飛行機が早朝着だったので、2時間位始発を待った。

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小さい頃からずっと未来の技術みたいなポジショニングだったリニアモーターカーが30年経っても日本では一向にサービスを開始しないが、上海では日常的に動いているわけである。実際に乗らない人間には机上の空論しかできないし、現実に動いているものがあるならば乗ってしまえばいい。

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乗ってみた感想として、揺れ方が通常の鉄道とは全然違った感じで面白かった。始発では時速300kmまでしか出ないが、それでもリニアらしい揺れ方を体験できてよかった。あと車窓からの景色を見ているだけでもそのスピードがよくわかった。

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これが日常的に使うほど便利なものかどうかは別として一度体験して見る価値は十分にあるものだと思った。地下鉄に乗り継いで、宿でチェックインすべく南京東路駅に向かった。今回泊まったのはこのホテル。2泊した。

一泊4500円程度でそこそこきれいでとても便利なところにあったので満足している。この後、杭州紹興に行く鉄道のチケットをTrip.comのアプリで予約していたので、切符をピックアップすることにした。高徳地図によると最も近い駅は上海駅だったので、地下鉄で向かった。

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チケット販売やピックアップするだけの建物でこのサイズ。といっても上の方の階で何をしているのかは知らない。ちなみにリニアと地下鉄一日乗車券のセットみたいなチケットがあったのもあって、この日はひたすら地下鉄に乗った。

次に向かったのは大丸。エヴァンゲリオン展があるそうで、現地で人気あるのかなとか上海のイベントってどんな感じなのかなとか気になったので行ってみた。

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ちなみにこのイベントを知ったのはビリビリ動画アプリ。物販みたいなタブを開くとフィギュアとイベント情報が出てきて、イベントは都市を選択できるのでけっこう便利。それはそれとして上海大丸は建造物として圧倒された。

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会場は2つに別れていてまず地下一階の原画展?に向かった。正直言ってエヴァンゲリオンはリアルタイムで見てないし、後から一応見たけどそこまでハマったわけではない。しかしメイキングを見るのは大好きなので、この展示は非常に楽しめた。

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撮影不可だったので他に写真はないが、背景ボード、色指定などこのアニメがどう出来上がっていくのか見られて非常に面白かった。アクションシーンなどもぬるぬる動くように細かい指定がされていて、制作現場のようなものを垣間見られて非常に良かった。

もう一つの会場は最上階で、フィギュアがあったり、過去の広告があったり、企業タイアップがあったりして、これはこれで面白かった。

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他にも建物にいくつかオブジェがあって、大丸がこの展示に全面的に協力しているのが伝わってきた。

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大丸の近くの店で冷麺を食べたが、胡麻ダレみたいなのがこってりしすぎてあまり好きになれなかった。これはそういう食べ物なんだと思う。

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上海はmobikeなのかな、ofoなのかな、と思ったらAlibabaだった。

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あとクラフトビール屋に行った。

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Liquid Laundry Kitchen & Brew

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もう味を覚えてないな。この中に2、3個美味しいのがあった気がする。

そして、wechatで連絡を取り合いながらVTuberを支える方々と合流して、ホテルの一室でひまわりの種を食べたり、某所で豪華な夕食を食べたりして、とても満足した。

2018年2月東京・四日目(お台場・五反田)

お台場の日本科学未来館で3Dのドーム上映があると知ったので行ってみた。最初はこれを3Dでやる意味あるのかなと感じたが、途中からなかなかの臨場感でとても楽しめた。やり方次第だろうけど、表現する手段が増えるように思う。

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 あとスーパーカミオカンデ(の一部)も見学した。

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 ここはカフェがあったり上の階に食堂があったりして、案外食べ物が充実している。

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 お台場といえばガンダムガンダム全然知らないので自信がないが、多分ガンダムの何かだろう。どちらかというとガンダムの大きさよりも、後ろのショッピングモールの大きさを感じた。この建物ロボットよりでかい!みたいな。

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夜は飲み会で五反田へ。飲み会の前に時間があったので、勝手にゼロ次会を会場近くで行った。ギネスのビールサーバーがアイルランドで見たやつと一緒だー、とちょっとうれしくなった。

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まあ、飲んだのは伊勢角屋の牡蠣スタウト。

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それから飲み会へ。

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スマートスピーカーの次(360、デプス、タフ)とか、VRとかジェンダーフリーな世界とか、昔取った映像のAIによる高解像度化とか、AIボットとか。

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 アヒージョとても良かった。

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2018年2月東京・三日目(渋谷・下北沢)

VRといえば渋谷という情報を得たのでVR PARKに行ってきた。

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渋谷のセンター街のゲームセンターの中を通って4階まで上がるとVRのフロアがあった。平日夕方だったので予約せずに入れたが、予約しておいた方が確実だろう。

事前にやりたいものに目星をつけておくと効率よく回れそう。

最初にやったのは、ハシラスが作ったソロモン・カーペット。

空飛ぶ絨毯に乗ってシューティングをするわけだが、迫力がすごい。しがみついてないとバランス崩すし、扇風機と絨毯と映像が絶妙な浮遊感・疾走感を演出する。オープンデイで体験したゴールドラッシュのトロッコもすごかったが、この絨毯も勢いが素晴らしい。なんとか最後までクリアできた。

次に体験したのはハッピーおしゃれタイム。私のtwitterのタイムライン上でカルト的な人気なのでとても気になっていた。

 

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髪の色とか目の色とか選んで変わったときのドキッとする感覚は一体なんなのだろう。ステージ上のゲームはいわゆるVR音ゲーなので、Airtoneで慣れている。ポーズをとって自撮りしてとても不思議な体験だった。何も難しいことはないけれども、違う意味で上級者向けのコンテンツだなとなんとなく思った。

三番目にDive Hard VRという高所脱出VRを体験した。

エレベーターで上昇するのはなかなかリアル。敵が出てきて、撃っていくのはよくある感じ。ヘリコプターに乗り込むところまで、高所の狭い所を歩いていくのは全然怖くなかった。下を覗き込んだりしたし映像もよくできていると思うけど、新鮮な驚きみたいなのはあまり感じなかった。扇風機でもつけて強風を演出した方が良いのかもしれない。

続いてCircle of Saviorsを体験した。コントローラの交換で少し待つことになったが、設定画面や操作を見ることができたのでそれはそれで楽しめた。

ちょっと油断してると囲まれてしまうゴブリン狩りゲーム。ラスボスの攻撃の際には丁寧にどっちに来るか事前に教えてくれるし、アテンドの人が攻撃する場所とタイミングを指示してくれたので、なんとかクリアできた。そんな難易度設定になっている。

最後にイカロスもやってみた。

これ全然うまくバランス取れなかった。シンガポールのサイエンスセンターにあるものとはちょっと違うみたい。

そんな感じで全部ではないがある程度体験できて満足。新宿のVR zoneとは違った面白さがあってよかった。

久々に天下一品。

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そして下北沢へ。

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ビールを飲ませたいのか本を読ませたいのかよくわからない店。

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そんなに人が集まらないのかなと思ったら、そんなことは全然なくて満席だった。

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深圳ではなく東京でこういう光景を見るのは不思議な感じ。

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気のせいかもしれないけど、東京だからかエネルギッシュというよりもかっちりとした印象を受けた。

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こういう出版イベントを毎日のようにやっているのでパワフルな人たちなのは間違いない。

2018年2月東京・二日目(八丁堀・東京タワー・五反田)

この日は八丁堀のVR企業にお邪魔していろいろと体験させて頂いた。この会社(XVI)は、キャラクターに命を吹き込むことに関して世界トップレベルで他の追随を許さない。

まずいつも家でやっているMikulusの最新バージョン(徳島版)を体験。

手でファイルつかめるのも、オブジェクトが出てくるのもすごいけど、向いている方向によって音が変わるのがすごく面白かった。通常のデスクトップの延長ではなく、空間をフルに活用した新しいコンセプトが体験すれば即座に腑に落ちる。素晴らしい。

そして今話題のvtuber配信システムAniCastも体験させていただいた。

 

これまでVRWalkでユニティちゃんになり、PlayAniMakerでミクさんになったが、ここでは東雲めぐさんになれるのである。

実際に使って舞台裏を垣間見ることができたのだが、このAniCastは実によくできていて痒いところに手が届くとしか言いようがない。何の違和感もなくスムーズに自分の動きと連動してキャラクターが動くし、カメラがついてないのに音声からリップシンクでキャラクターの口が動く。カメラの視点を選べるし、表情もTouch controllerで変えられる。こんなにお手軽に、こんなハイレベルなことをやられてしまうと、他のところが大変だろうなあと正直思う。

それから刀剣乱舞のVRも体験させていただいた。オフィスにこれの体験用の座布団が用意されていて流石である。

刀の擬人化で女性に圧倒的に人気があるということくらいしか知らないのだが、それでもキャラクターが近づいてくるとドキッとする。そのくらい完成度が高い。これが自分にとって思い入れのあるキャラクターだったりするとそれはもう大変だろうなあと想像に難くない。

それからHeartalkを使ったユニティちゃんと会話するものも体験させていただいた。

会話してみてくださいと言われても困ってしまうわけだけど。

他になにかやりたいものありますかと聞かれたので、さっぽろ雪まつり限定コンテンツがやりたいですとリクエストしたところ、出していただいたのはこのミク☆SHOT!

シンプルで短いけれどもとてもあざとく非常に完成度が高い。これは人をダメにする。

もう一つ雪まつり限定コンテンツも体験させていただいた。

これも衝撃だった。人形遊びと言ってしまえばそれまでだけど、その作り込みが凄まじい。アイテム一つ一つに驚きがあり、特にミラーボールがいい。そして何と言ってもステージに入れる機能がすごい。これまで三人称視点で上から見ていたのに、一気にその世界に入ってしまえるのだから。とても楽しく遊べた。

こんなにすごい体験がOculus Touch(と座布団)だけでできてしまう。どれもこれも非常に工夫されてとても丁寧に作られている。妥協のなさとVRを知り尽くしている感が全体から伝わってきてすごかった。

そしてこの後、東京タワーへ。

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メガスター・ジャーニーを体験しにきた。

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両手両足にマーカーをつけて、Gear VRを装着して楽しむコンテンツ。東京タワーのチカから出発して、月面を歩いて宇宙空間で星を眺めるというもの。割りと単純に前に歩いていって戻ってきてという運動が多いが、やはり歩いて自分で乗り物に乗り込むというのは体験の質を高めるなあと改めて思った。

あとはミルクレープをたべたり、

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五反田で日本酒を堪能。

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散々遊んで美味しい料理を食べて満足。

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忙しい中遊んでくれた方々に感謝。