全ての装備を知恵に置き換えること

全ての装備を知恵に置き換えること
全ての装備を知恵に置き換えること石川 直樹

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セブン・サミットとは、
次々と塗り替えられる世界記録 今年もセブン・サミットが熱い! - [アウトドア]All About
http://allabout.co.jp/travel/outdoor/closeup/CU20040527A/index.htm
ということで、世界七大陸の最高峰。今はぬりかえられたけど、
最年少登頂者だったのがこの本の著者。石川直樹氏。
北極から南極まで人力で走破とかいろいろやってる模様。

「どうして危険な思いをしてまでわざわざ山に登るのですか」「なぜ旅を続けるのですか」と聞かれることが増えた。尋ねる側の目は真剣である。
そのような質問を受けるたびにぼくは狐につままれたようになる。そんなの楽しいから行くに決まってるじゃないか。つらくてつらくて仕方なかったら、今いる安全な地を離れるわけがない。

そうそう、楽しいから。他に理由なんてないだろうな。

「今ここで足を踏み外したら、誰にも気づかれずに死んでしまうかもしれない」。そのようなことを考えた瞬間、全身の筋肉がぎゅっと強ばって身体が硬くなる。しかしその反面、精神的にも肉体的にも限界に近い場所、つまり命が危険にさらされるような空間に身を置いているということに、一種の快感ともいうべき電流が身体を駆け抜けるのだ。

この感覚すごくよくわかる。去年辺りから非常に感じる。
潜在的な自殺願望かな。一歩間違ったら死ぬって状況じゃないと楽しめない。
去年からやることがエスカレートしてるのはそのせいだと思う。
でもいのちは大切にしないとね。
まあそれはいいとして、この本は山や海や都市などについて
エッセイがいろいろと載っていて面白い。

世界は地図の上にあるのではなく、地図が世界の上にあるのだ。四角い紙の上に表された世界の橋と端は本当に繋がっている。森は息を吸い、海は常に動いている。そんな当たり前のことを教科書からは学べなかった。実感として僕がそれを自分の中に取り込めたのは、東京郊外を流れる一筋の川とであったからだったのだ。
今、この瞬間も川は流れている。たったそれだけのことを想うだけで、ぼくの心はほんの少しだけ軽くなるのだ。たったそれだけのことなのに。

良いこと言うなあと思った。