Make周辺で感じたこと

シンポジウムの内容を書いてもいいんだけど、
もうちょっと気楽に日曜日のことを書こう。

Make Tokyo Meeting

makezine.jp
gainer目当てで行ってきた。着いたらfunnelの説明してた。
小林さんは、面倒見のいい先生って雰囲気。
funnelって矩形波、正弦波って簡単に操作できるみたいで
なかなか便利そうだった。説明もわかりやすい。
メカロボショップも見てきた。
http://www.mecharoboshop.com/blog
arduinoを購入。lilypadにちょっと感動。

手芸と電子工作の融合が進んでるけど、これってなんか、ものすごく革命的なことのように思えるんだよね。ウェアラブルって言葉が、すごく現実的で、しかも楽しく響いてくる。男の子がロボットで遊ぶ感覚で、小学生の女の子たちもArduinoとか使ってバリバリの電子ぬいぐるみとか作れちゃうだろうしね。面白いことになるよ、こりゃ。

Make: DIY Projects and Ideas for Makers |

これすごく感じた。makeのこのイベントは、これはこれで面白いけど
やっぱり一部の人のものという印象は否めない気がする。
これだけ人が集まって、10月にもやるのは非常に凄いことなんだけど、
無骨なものだけじゃなくて、他にもやり方ありそうな気がした。
世の中のたくさんの人が、何かを与えられるのを待つだけじゃなくて、
自分なりにアレンジし始めると面白いんじゃないのかな。
別にmakeってのは、電子工作に限られた話じゃないんだし。
まあ、やりたければ自分から始めればいいだけだが。


あと、ウダーの人の話が興味深かった。
http://uda.la/
元々ギターをやっていた人だけど、
何で弦が6本しかないのかな、と思って
自ら新しい楽器を作ってしまった人。
次世代ウダーのための技術を身につけるべく
エンジニアとして働いているらしい。
新しいものを作りたかったのではなく、
既存のものに物足りなさを感じて作る。
諦めている不便利が大切なのかもしれない。

銀座アップルストア

その後、macbookを持って、銀座アップルストアに行ってきた。
少々待たされたが、動かないことを確認して、
その場であっさりバッテリを交換してくれた。
やはり不良だったらしい。無償交換だからまあいいか。
apple storeにあるものって、ブラックボックスのものばかり。
Makeとは全然違うものだと感じた。
でもこれがMakeに足りないものなんだろう。
Hackできて、美しいもの。これは矛盾なんだろうか。
ぼんやりとそんなことを考えた。
ちょっと壊れたくらいなら、自分で直せた方がいい。
でもブラックボックスをなくすのは不可能だ。


世の中が便利になって、暮らすのが楽になって、
自分のできることがどんどん減ってしまったら、
それを進歩と呼んでいいんだろうか、とたまに考える。
お金出せば解決できるものばかりじゃないだろう。
発展途上国が急速に進歩すると仮定して、シナリオを考える。
サポートのために大企業がインフラを整えるよりも
現地で作り方を教えて、現地の人をみんなMakerにして
クリティカルな部品があればみんな作れるようにした方が早そうだ。
好き勝手に使いやすいように使う人が改造して、
サポート待ちの国の人よりもどんどん面白いものを作る。
競争とかじゃなくて、楽しいからやるという感覚。
まあ妄想だ。でもオープンソースハードウェアは楽しそうだ。

自分がつくっているものは、自分に必要だからつくるんです。この茶碗も、ただ売るためにつくり出しているのではなくて、まず自分が使いたい。あとカフェで使いたい。目的はハッキリしている。そうでないと僕はモノをつくれない。自分が着たいとか、そういうことが重要だと思うんです。自分が欲しいものを少し多めにつくって、好きな人がいたらどうぞっていうスタイルです。

自分の仕事をつくる - resolution

この気持ちは、ずっと大切にしていこうと思う。