年金について考える

官房長官と竹中氏は予想通りだったがあとはけっこう意外だった。
個人的には年金を払わないことに問題はないと思うので
それを理由に辞職したりしなくてもいいと感じるが
特定の政党が長い間政権についていると
いろいろと腐敗してくるから、総入れ替えにはいい機会だと思う。
これはまあ別件逮捕に近い発想かもしれない。


もとはといえば、次の世代の人口が増えつづけることを
仮定して、強制的に負担させるネズミ講
作ったやつが悪いと思うから、問題はそっちだろう。
若い時に自分で蓄えておかなかったら
本人の責任なのだから国に頼るなと思ってしまう。
多少頼るのはいいかもしれないが、頼っているくせに
「善良なる小市民」ぶった態度で偉そうに主張するのは
見苦しいというかやめて欲しい。
だから国も給料天引きとかえげつないことをしないで
全て任意加入で、つぶれるならつぶれればいい。
個人がリスクヘッジとして土地や株や外貨などに分散投資して
ローリスクハイリターンにするのは不可能じゃないはずである。
そのあたりも何も考えずただお金だけ出して全然戻ってこないと
嘆くのはそもそもシステムがおかしいからだと思う。
国として選択の余地を与えないのならばしっかり保護すべきである。
保護にはコストがかかるから、選択の余地を与えて
ごく最低限の保護しかしなければいいということになるだろう。


官僚出身の政治家は年金をきっちり払っているので今後発言権が
拡大しそうという主張がなかなかおもしろかった。
http://blog.melma.com/00042082/20040518123042
私はナニワ金融道の都沢が大好きなのだが、読んでいてなんとなく
その都沢を思い出した。いろいろきっちりしてそうである。
わずかなミスが致命的になってしまうのだから。


実際問題として現在22歳で収入がないために猶予期間である自分は
もらえるかどうかということがかなり重要に感じる。
今のもらっている世代を支えるとかいう戯言はどうでもいい。
そうやって思考停止をするのは悪いくせだと思うから。
43年後日本という国があるかどうかも定かではないのに
どうして簡単に命綱を預けてしまえるのかいつも疑問に思う。
将来は君達にかかっているとかそういうことも聞きたくない。
出生率から計算すれば人口もシミュレートできるはずである。
急激な移民の流入がない限り破綻せずにいられる確率は
極めて低いということも。移民が増えれば犯罪も増加する。
それは移民が悪いのではなくて、母体数が増えればいろいろと
衝突がはっきりとしてしまうためだと思う。排他的なこの国では特に。