蜻蛉始末、使いみちのない風景

蜻蛉始末  ISBN:4167679205 を読む。北森 鴻が書いているので買った。
この人の時代小説っぽいのははじめて読んだが、実に面白い。
幕末の長州藩出身の豪商(政商)藤田傳三郎の物語である。
本の面白さを他人に伝えるのは難しい。客観的事実を述べると
夕方買ってきて、夜読み始めて、読み続けて午前三時読了。
完全に夜型になってしまうので、こういう本を読むときは気をつけないと。


使いみちのない風景 ISBN:4122032105村上春樹の本。
写真が多く軽く文章が書いてある程度で、非常に薄い本。
でも読んでいて心地よい。それはきっと「間」があるからだ。
文章を読むためではなく、文章と文章のあいだにある「間」を
買ったような気がする。ゆったりとした時間の流れを感じられた。