ダ・ヴィンチ・コード展

今日は5時半に仕事を切り上げて、六本木ヒルズ森タワー52階の
ダ・ヴィンチ・コード展に行ってきた。親に招待券もらったから。
品川から六本木ヒルズまでバスで乗り換えせずに行けるので便利。
http://hbf.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/post_8173.html
会社でバス停の位置と時刻表を確認しておいたので問題なし。



率直な感想としては「エレベーター速いぞ」ってそんなことはどうでもいい。
まずは前提の確認から。レオナルド・ダ・ヴィンチはけっこう好きである。
万能の天才ってことで小さい頃からけっこういろいろとわくわくしながら
関連書籍を見ていたような気がしないでもない。この手記も気になる。

レオナルド・ダ・ヴィンチの手記 上   岩波文庫 青 550-1レオナルド・ダ・ヴィンチの手記 上 岩波文庫 青 550-1
レオナルド ダ・ヴィンチ 杉浦 明平

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4年くらい前にルーブル美術館モナリザを見た。別に何とも思わなかった。
シャンボール城の二重螺旋階段はなかなか良くできていると思った。
フランスにいた頃にダ・ヴィンチが住んでいた家みたいなところで
設計図とか模型とかたくさん見られてかなり楽しかった。


まあそんなところだが、ダ・ヴィンチ・コードはノータッチ。
本を買おうかと思ってたんだけど、気づかないうちにブームみたいに
なっちゃったから今は買えなくなった。そんなこだわりに意味はないんだけど。
映画はもともと見る気なし。原作を切り刻んだ映画なんて興味ない。
そういうわけで、今日は単に招待券をもらったから行ってきただけ。


日展示を見てきて、どんなストーリーなのかってことはわかった。
デジタルコンテンツばかりだからなんだかなあと思ったが、もともと
全然期待してなかったので、がんばって映像コンテンツをつくっている
という気はした。客の9割方は女性ってのもまたなんか変な感じ。
美術館とかパリ、ロンドンの観光地とか、伝説とか謎とか
いかにも人目を惹きそうなネタをくっつけているという気がした。
他人に教養ある人と見せるためのファッションとして今だけ
がんばってこのあたりにチャレンジする人が多いんだろうと思う。
にわかサッカー解説者が増えるのと似たような現象かな。
全然知らないけど思いつきで言ってみる。


個人的に非常に悲しかったのは、最後の晩餐の映像のところで
ダ・ヴィンチは常に絵画を描く機会をうかがっていて、都市計画や
自然科学に関する取り組みは生計のため、みたいなことを言ってた点。
やつにとって科学ってのはそんなもんだったのか?
もしそうだとすれば非常に悲しい。


そういえば親が、この展示会は映画の宣伝みたいだって言ってた。
たしかにそれもあるけど、ソニーの宣伝という意味もあると思う。
ブラビアばっかりだし、さっき書いた通りデジタルコンテンツばかり。
ブラビアはこんなにきれいだぞって至る所で主張してる気がした。