65億人のサバイバル

65億人のサバイバル ―先端科学と、生きていく。
http://www.miraikan.jst.go.jp/j/sp/survival/
今朝自転車でお台場の日本科学未来館に行ってきた。
メガスターのプラネタリウムを見に行こうと思ったんだけど
あっさり全時間帯満席になったため見られず。人気あり過ぎだな。
MEGASTAR-II cosmos
http://www.miraikan.jst.go.jp/megastar2cosmos/
今やってる特別プログラムは2月5日までだけど
メガスター自体は3月までやる模様。


そのかわりというか、前から気になってたサバイバルの方を見る。
非常に面白かった。まさか核融合の展示を持ってくるとは思わなかったな。
複雑なことをわかりやすく説明するという、博物館の仕事を
きっちりやっているという印象を受けた。よく考えられている。


入り口のところに、「サバイバルに必要なもの」として
20人くらいが答えているものがあって、なかなか面白かった。
コスプレ(明和電機)、家族、想像する力、命だけあればいい
などなど。一言「縁」と答えている僧侶の人も印象深い。
縁があった、縁がなかったという考え方は、個人的にけっこうするので。


中に入ると、遺伝子組み換え、ナノテクノロジー、エコシステム、
核融合、ネットワークという感じ。この後日本各地、世界各国で
この展示をしていく予定ということで、すべてトランクに収納
されていたのを出した感じの展示になっていて、実に合理的。


個人的に最も印象的だったのは、見に来た人たちである。
けっこう真剣に見てて、いろいろ質問してた。
サイエンス・テクノロジーのことに関心のある人なんて
ほとんどいないのかと思ってたけど、世の中そんなに
捨てたもんじゃないんだな。別に知りたくないから敬遠
してるんじゃなくて、難しくてわからないから敬遠してるのか。
まあ本当に知りたくない人もいるんだろうけど。


ほかのフロアーの展示も見てみた。まあ二回目だけど。
やっぱりなんか本気な感じがする。内容に全然妥協した感じがない。
子供でも楽しめるようになってるけど、ちゃんと理解しようとすれば
理系の院生でやっと戦えるくらいのような気がした。
先日見た上野の科学博物館もけっこうすごかったけど
こっちも海外の博物館と比べてそんなに遜色ない気がする。


セルカンのタイムマシンと、グッド・ニュースという本を買った。
3600円でアリハウスが売ってて、かなり気になったけどスルー。
今日は、なんかいろいろと考えさせられた。その後聴きに行ったオケでは
ずっと考え事をしていたような気がする。心地よい音楽だったけど。


直感的な思いつきがあって、それを論理的につぶそうと思ってもつぶれなくて
むしろロジックで裏付けがとれて強化されてしまった。あと行動するだけか。
でも勢いだけで決めたくないから、一晩冷静に考えてみよう。
別に一分一秒争うようなものでもないし。
フィーリングとロジックが同じ答えを出したとき、たぶん間違いはないと思う。
興味本位で動いても、打算的に動いても同じ答えが出るとき、
自分の選択に自信を持ってもいいような気がする。
要するにやる気も体力も頭も時間も今余ってる訳である。
でも、だからこそ無駄遣いしたくないから、いろいろ考えるわけだ。