「ミッション002:メディアを探索せよ!:Make|Future|Possible」

新宿から京王新線で一駅行った初台にICCという面白い場所がある。
Open Sky 2.0 - technophobia
http://d.hatena.ne.jp/pho/20070218/1171789083
今年のこのイベントに行って以来、もう何度も行っている。
本題ではないけれども、このOpen Sky 2.0もかなり楽しかった。
ここにアニリール・セルカン氏が来るということで、行ってきた。
http://www.ntticc.or.jp/Archive/2007/ExploringMedia/talk1216_j.html
デザイナーの佐藤卓さんについては、このイベントで触発されて行ってきた
water展のレポートを書くときにきちんと書こうと思う。
福原志保さんについては、先日のドークボットの記事を参照されたい。
http://d.hatena.ne.jp/pho/20071223/1198416141
この他に胡散臭いbottled waterについて調べてて楽しかった。
今は、セルカンのことを書きたい。内容としては、主にこの2つの記事を合わせた感じ。
未来を創る、宇宙の視点(第33回ジェイカレッジ) | 創造マラソン
http://yoshikazuasada.biz/seminar/1424
宇宙飛行士候補、工学博士 アニリール・セルカン氏(前編) - ECO JAPAN〈エコジャパン〉 - nikkei BPnet 環境ポータル
http://www.nikkeibp.co.jp/style/eco/interview/070706_serkan01/

「南極の氷が溶けちゃったら、ペンギンさんがかわいそう」と言って
二酸化炭素を減らそう!という人は、人間らしい優しい人ですね。
氷が溶けるのは0℃だから、地球の温度が数℃上がったくらいでは溶けないのに。

という話をしていた。海面上昇は、地盤沈下という地球のバイオリズムだとか。
太陽電池なんて、作るためのエネルギーを償却できないから全然エコじゃないとか。
二酸化炭素については、ヨーロッパとアメリカの政治的な背景がなんとなく感じられたけど、
ここまでわかりやすく説明してくれてすごい。断言するのは大切かもな。
太陽電池がエコじゃないってのは、フォトニック結晶の野田先生が言ってた。
宇宙太陽光発電は、大学の講義でしょっちゅう出てたな。
太陽電池は、配線なしで済むというメリットもあると、個人的に思ってるけど。
自分が知ってたかどうかはともかく、科学者として事実に基づいて
わかりやすい言葉で伝えるのは非常に大切だと思った。

  • 一人一人が考える。個人が一切頼らず自分でどう思うか。
  • 人間はなまけものだから、満足してしまう。
  • 基本的に人間はものすごいセンサー。東京では鈍ってくる。

自分にはもうちょっと情報の絞り込みが必要だと思った。
もっと自分の頭で考える必要がありそうだ。

インフラフリー

  • ケニア・ナイロビのスラム等、かなりひどい場所は多い。
  • 地球の3分の1がこんな生活をしている。
  • どうやって安く同じラインまで持ってくるかを考える。
  • インフラに依存しない。自分で直せるきっかけが大事。

これにはなかなか考えさせられた。
インフラを作っても、維持にコストがかかったら続かない。
現地の材料を使って、自分で直せるように作り方を教える。
インフラに依存せずにやって行くという考え方。非常に興味深い。

人類のひとりひとりに高い生活水準が提供できるまで、私たちには世界の資源一ポンドあたりの性能を増していく義務がある。もはやどこの偏った政治システムが世界をとるか、そんなことを眺めて立ち止まっている暇はない。

宇宙船地球号操縦マニュアル - technophobia

太陽エネルギーを応用して電気柵を設ければ、柵を張り巡らす費用は85%も削れるはずだった。農家は電気を利用でき、収穫を増やし、土地全体をよりよく管理できる。ブラジルは牧畜がさかんであるため、非常に大きな市場が見込まれた。

世界を変える人たち - technophobia

なんとなくこの辺を思い出した。科学者として社会とどう関わるか。
その辺のロールモデルとして、今後もウォッチしていきたい。

「もし、世界じゅうの少年たちが、君たちのように関心を持ってくれたら、
科学の未来は果てしなく進歩していくんだけどね」
こういう言葉にいろいろと感じてしまうのは、
自分が科学好きの一人だからなんだろうな。
これからも興味を持ったものをどんどん学んでいきたいと思った。
学校を卒業したって、学び続けることはできるんだから。

タイムマシン - technophobia

この気持ちを忘れずに、今年を締めくくろうと思う。