視点の違い

ちょっと話題になっているっぽい「産業突然死」の時代の人生論
http://nikkeibp.jp/sj2005/column/a/12/
を読んでから、それについて書いているサイトを読んだ。
大前研一氏の老人力が上がっている(切込隊長BLOG)
http://column.chbox.jp/home/kiri/archives/blog/main/2005/11/22_235956.html
コンテンツの囲い込みはセンス悪いかなぁ(アメリカでがんばりましょう)
http://andore.com/inami/mtarchives/003361.html
以下の文章はこの三つが入り乱れているので先に読むことをお勧めする。


まず思ったのはこの大前氏の文章が去年自分がローランドベルガーに提出した
小論文と半分くらい一緒ってこと。adblockやCMスキップにより広告の形が
変わらざるを得ないみたいな感じであえて自分のPRと絡めなかったら書類落ち。
そんなことはどうでもいいのだが、要は自分が去年そういう文章を書けるって
ことはそれだけありふれた話題であり、目新しさなんてないぞってこと。


テレビの価値が大幅に低下するだろうという意見には個人的に賛成であり
そこまで大きく低下しないとする意見とは違うわけだけど、これって
大幅に主観が入っているような気がする。今テレビを見てるかどうかで
意見というのはずいぶん変わってくるのではないだろうか。
高校三年からほとんどテレビを見ておらず、今部屋にテレビが存在しない
自分としては、テレビに価値がないと思っているから置いてないわけだ。
その点に関して意見が一致する大前氏もほとんどテレビを見ていないと
勝手に推測する。でもテレビを少しは見る人にとっては、そこに価値を
見出しているわけだから、「価値がゼロに向かって落ちていく」なんて
言われると、それはいいすぎじゃないかって思うんじゃないだろうか。
すべて推測に過ぎないけど。


Tivoとかハードディスクレコーダを使い始めたら全てそれで見るだろうと思う。
こういうのは個人的な見解だから結局は自分がどう思うかってことだけで他に
確からしいことなんて言えないけど。
楽天のセンスが悪いってのは別にいまに始まったことじゃないし、そんなことは
サイトのデザインとかこれまでやってきたことを見ればわかる。
先進的じゃないし、システムが落ちるしって言うのはかなりおもしろかった。


エリクソンのパソコンってあるんだろうか。軽く探してみたけど見あたらない。
鵜呑みにせずに探してみるという姿勢が大切だと思う。ここで指摘されて
いるようにノキアのやつと勘違いしているんだろうか。それならひどいな。
コンテンツを作るのが大変というのはなんとなくわかる。
現状のpodcastでも日本語である程度まともなのは主にラジオの使いまわし
ではないかと思う。プロじゃなくても面白いのはあるけどかなり限られる。
映像だとそれが加速するってのはわかるけど、そういう状況になったら
テレビ局の人が独立したり、いろいろ映像を作ってた人が一緒になって
小さな組織が大きな組織を倒したりしないか?(希望的観測)


という形でちょっと大前氏をフォローしてみたが、やっぱり突っ込み所は多い。

貧乏人でも、地方に住んでいても、やり方次第で成功できるというのが、ネットワーク社会の特徴の一つといってよいでしょう。

これは理想論だろう。ネットを使った方がいろいろな勉強会の情報が
入ってくるからいろいろと参加したくなる。実際に人と会ってみないと
わからないことは多い。でも地方に住んでいると基本的に参加できない。
だいたいずっとPCの前に向かっていたらひきこもりじゃないか。
貧乏人がやり方次第で成功できるっていうのはきっと初期投資が
ほとんどなくてもいいビジネスという選択肢のことを言いたいんだろうけど
そんな甘いものじゃないって書いた人も知っているはず。
知ってていってるのだとすると非常に性格が・・・。

 26歳の人の多くは、12歳ごろからパソコンをはじめてパソコン歴14年。人生の半分以上を、パソコンと暮らしています。
 一方、46歳は30歳でようやくパソコンを知り、メールをはじめたのがここ7年。最近4年でようやくエクセルが使えるようになったレベルです。

これは本当か?26歳の人の多くって何パーセントだ?多くってことは
6割を超えるよな。1991年に12歳の6割以上がパソコンを始めていたのか。
恐ろしいな。windows95が出たときに行列の中にきっとたくさんいたんだな。
だいたいパソコン歴ってなんだよ。定義をあいまいにぼかして突っ込みを
かわそうとしているんだろうか。非常に引っかかる。
だいたい若いからパソコンが使えるなんて大間違いだよな。
若くても使い方を知らないやつなんてたくさんいるぞ。