オークションというのはいつもやる人には楽かもしれない
けど、全然やらない人には非常に面倒なものである。
ロサンゼルスブレントウッドにはそんな手間を省いて
くれるイーベイ出品代行サービス店「クイックドロップ」がある。
持ち込まれた商品の価格を査定、イーベイで50ドル以上で売れる
価値のある商品だけを引き取って、商品を撮影し、詳細な説明を
加えてイーベイに出品代行しているらしい。04年秋現在全米で
12店フランチャイズ展開していて、05年末までには300店になる
見込みだそうだ。調べてないので実際にどうなったか知らないけど。
引き取った商品を7日間出品して、落札者から料金収集、DHLを使った
商品発送、出品者への支払いなど全てを行っている。
落札率は98%、代行手数料は20%から38%。
「当店に全て任せてしまえば売る側も精神的に楽になる」
客の三割は企業で海外市場の開拓に役立っているみたい。
フランチャイズの問い合わせが世界中から殺到しているという。
開業費用初期フランチャイズ料15000ドルを含めて5万から6万ドル。
月々のフランチャイズ料は売り上げに関わらず一律1800ドル。
今はどうなっているか知らないけど。類似の路面店として
iSold It on eBayとかAuction Dropなどがあるがクイックドロップが
ダントツの出品数だという。サイト作りを工夫したとか。
日本ではあまり聞かないけど、eBayがすでにビジネスのプラットホーム
になっているんだという印象をまず受けた。オークション代行という
ニーズはけっこうあると思うんだけど、これまで聞いたことがない。
人口密度が高い日本の方がリアル店舗の価値がありそうな気がする。
やふおくとかびっだーずとかはeBayに比べるとまだ小さくて
ベースとなるビジネスができるほどではないんだろうか。
それとも扱うものの単価が小さくてビジネスにならないんだろうか。
そのあたりはよくわからない。
(アサヒパソコン2005年1月1日、15日合併号を参考にした)