テツはこう乗る

別にそんなに鉄道好きなわけじゃないけど、気がつけばtrainタグが増えてきた。
http://b.hatena.ne.jp/pho/train/
サクラメントやヨークの鉄道博物館に行ってるけど、別に詳しくはない。
http://d.hatena.ne.jp/pho/20070715/1184454237http://d.hatena.ne.jp/pho/20070715/1184463020
まあくるまよりは好きかなという程度なのだが、
そんなライトな鉄道好きにうってつけの本があった。

テツはこう乗る 鉄ちゃん気分の鉄道旅 (光文社新書)
テツはこう乗る 鉄ちゃん気分の鉄道旅 (光文社新書)野田 隆

おすすめ平均
starsテツでなくても楽しめます
stars私も「テツ」です。
stars鉄分が高い人

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この本を、日本全国に点在するテツ未満の鉄道好きたちに捧ぐ

というわけで、自分もこの本のターゲットとして当てはまりそうだ。

旅客車両の形式称号。グリーン車(ロ)、普通車(ハ)
ハネはB(普通)寝台車のこと。電車は運転台あり(ク)、モーター付き(モ)、モーターなし(サ)と組み合わせて、クモハ、モハ、サロ、サハのようにいう。ディーゼルカーは、日本語では気動車と呼ぶので、その頭文字キを付けて、キハ、キロのように使う。

長年の疑問が解消。モハとかキハとかなんだよってずっと思ってたんで。
あとデゴイチは蒸気機関車の形式D51のことらしい。

列車に乗って音を楽しむというと、ヘッドフォンステレオで音楽を聴くことかと勘違いしてはいけない。テツにとっての音とは、音楽的なサウンドではなく、ふつうの人には騒音としか思えない鉄道車両の走行音のことである。
走行音には、車両自体が放つモーターやエンジンの音と、車輪が線路のつなぎ目にあたって発するカタンコトンというジョイント音がある。

列車内でこの本を読むと非常に恥ずかしかったのだが、
この部分を読んで妙に列車の音が気になってしまったためさらに恥ずかしかった。
でもこれで混んだ電車でも退屈せずに済みそうだからいいか。

国内の鉄道に関しては驚異的に詳しいのに、こと海外の鉄道になると急に興味を示さなくなるのがおおかたのテツの習性だ。

薄々そんな気がしてたけど、やっぱりそうなのか。

以上のように、テツというとマニアとかオタクだの変人扱いされることも多いが、テツ知識があるとずいぶん得することも多いものだ。
いかにもテツ丸出しの人間よりは、「隠れテツ」くらいが、案外、人からも信頼され、得な人生を送れるのかもしれない。

そのくらいでちょうどいいと思う。


それにしてもこの本は面白かった。これでもかというくらい
「テツならこうする」というのが書いてある。
撮りテツ初心者はここに行けとか、テツは北斗星にこう乗るとか
マニアックで至れり尽くせりで、非常に楽しめる一冊。
JTBの時刻表を見ながら、もう一回読もうかな。