ダイヤモンドループ休刊について

前にも取り上げたが、このニュースを知ったときは早すぎたのか
googleで検索してもほとんど情報は得られなかった。
ある程度感想が検索でかかると思われるのであらためてみてみた。
http://www.moriyama.com/diary/2004/diary.htm?03070449

ダイヤモンド社 「ダイヤモンド Loop [ループ] 」 4/8売を以って休刊。僕は定期購読者だったんだけど、読むところなかったもんね。はっきり言ってセンスが悪くて、つまんなかった。情報感度というか。そこを見ててもしょうがないだろ、みたいな記事ばかりだった。創刊号は多少期待したんだけど、良くなるんじゃなくて、どんどん悪くなっていった。それで、最近は届いても開封してなかった。だから定期購読の延長もしなかった。たぶん、同じ判断をする人がいっぱいいて、定期購読者数も減ったんだろう。その結果、こうなったんだと思う。

定期購読者だったがけっこういいと思ってた。
たしかに最近のは一気に読んでしまうようなものではなかったが
それは単にこちらが忙しかったからだろうと思う。


http://tank.ideasync.com/mt/archives/000719.html

ダイヤモンド社の「ループ」が4月発売号をもって休刊するらしい。創刊して一年くらいだったのだろうか。技術とマーケティングを結びつける、私などには非常に参考になる意欲的な雑誌だった。創刊前のwebを利用したプロモーションや、HBRとのバンドルから始まった用意周到なマーケティングもずいぶん参考になった。

しかし、残念ながら、実はこのマーケット、日本では歴史的に非常に難しいのだ。日本という国の技術者に対するリスペクトの欠落が遠因ではないかと考えている。

基本的にこの国では技術者は変人で好き勝手なことをやってると
思われていると私は思う。200億判決で何かが変わったと思ったが
実際のところあれは例外となってしまうような気がする。
とにかくそのあたりは遠因ではなく直接的な原因だと思う。


http://www.future-planning.net/xp/modules/news/article.php?storyid=841

インターネットであらゆる情報に接することができる今、こうしたビジネス誌は、「読者の時間をどれだけ占有できるか」という視点が大事なように思います。

いずれにしても、『ダイヤモンドLOOP』に関心を寄せていたような読者層というのは、もっともつかみにくい層なのかもしれません。大変残念なニュースでした。

活字情報に溺れて、どこから手をつけたらいいんだかというのは
たしかにある。もうちょっと学習すべきだと自分で思っている。


http://www.ringolab.com/note/kkato/archives/001127.html

RedHerring*1との関係もあるんだろうか。 このニュースがショックなのは、Loopの「テクノロジーと市場を結ぶビジネス誌」というコンセプトが市場で受け入れられなかったこと。 記事が浅いなあと思うことも少なくなかったけれど、それでもあれだけの特集を毎月仕上げるのは大変。 こういう良心的な本(雑誌)がとにかく売れない時代。

紙に比べたらPCだとやはり読みにくいので貴重な存在だったが
自分と同じだけ紙媒体に価値を置く人がそれほどいなかったんだろう。
東野圭吾の連載も楽しみだったしってそれが目的だったかも。


この一年あの雑誌を購読していろいろとためになる記事を読み
触発されることも多々あった。技術だけでなく経営や特許など
様々な観点から物事を考えさせてくれるこの雑誌は貴重だった。
自分の将来を考える上での情報と考え方を得ることができたと思う。
今こうしてリンクをたどることにより、これまで知らなかった
サイトを見つけることができたことも良かった。

*1:http://www.hirano.com/blog/archives/03030453.html