ダイヤモンドループ

定期購読しているので昨日送ってきた。発売日は明日のはず。
休刊という事でこの5月号がほぼ最終号ということになる。
これまでのもので十分満足していたが今回はそれ以上に
気合が入っていたと思う。休刊の原因は単純に売れなかったから
だと思うのだが、その原因について考えた結果が5月号なんだろう。
一言でいえばものすごくわかりやすくなっていた。
これまで「ビジネスとテクノロジーで儲ける」と書いていたが
今回のは「文系ビジネスマンでもわかる」と書いてある。
やはりそのあたりを取り込まないと商売としては大変なんだろう。
まあ大きなブレイクスルーなんてそうそういつもあるものじゃないから
ネタとしてはこれまでとかぶっていることを否定できないので
定期購読者に対する受けはあまりよくないかもしれない。
でもコンセプトがより多くの人に読んでもらおうということであれば
これはこれでいいと思う。まあ終わってしまうんだけど。


そういうわけでテクノロジー関連の変な入門書なんかより
この5月号の方がわかりやすくて中身も濃くおすすめである。
いつもながら東野圭吾のテクノロジートラップも読みごたえがある。
なんとなく思ったが、今回この人は非常に怒っているんじゃないか。
あのような文章はある程度精神的に高ぶらないと書けないと思う。
コンピュータやロボットが発達したって勝手に進化しないことくらい
小学生でもわかると思うが、わかってない奴がいれば怒りたくもなる。


文系、理系と分けてしまうのは時代にそぐわないかもしれないが
この国の構成自体がすでに時代にそぐわないものである為
時代にそぐわない表現もまた必要なんだろう。