DHBR6月号
ようやくハーバードビジネスレビュー6月号を読み終えた。
http://www.dhbr.net/magazine/backnumber/200506.html
全般的にサプライチェーンのお話。
- 利害のミスマッチが不良在庫を招く
シスコが在庫を処分しなければならなくなったという
この記事は非常に興味深かった。下請けと本社の
利害が一致していなければ大変だということが
具体的な例をまじえて書かれていておもしろい。
- 「KEIRETSU」マネジメント
日本の自動車メーカーってすごいんだなと思った。
部品メーカーと信頼関係を築いた上で、
コストの削減にもっていくところが興味深い。
現場まで行って、コストがどれだけかかるかを
一つ一つ見ていく必要がありそうだ。
- アメリカ特許制度の処方箋
ブランコのこぎ方が特許になったというのは
かなり前に聞いたことがある。なかなか兼ね合いは難しい。
- ICタグを導入すべきか個人情報の保護に回るべきか
ヒット商品である帽子に個人情報が入ったICタグを
縫い付けるかどうかというケーススタディ。
個人的に服とか靴のサイズとか買い物を煩雑にする要素を
管理する程度ならばかまわないと思う。でも名前とか
好みとかそういうことは店側だけに好都合じゃないだろうか。
あと読み終わった本としては
日本の常識 世界の非常識 ISBN:4344007700
日本には中国とアメリカの情報はかなりたくさん入ってくるが
それ以外は全然入ってこないらしい。
情報鎖国をしているというのは確かに感じていた。
google news US版でもうちょっと英語ベースで何事も
知っておかないと取り返しがつかないことになりそうな気がする。
ル・モンドあたりも読んでおけばバランスはいいかもしれないが
フランス語の水準は非常に低いのでまだまだだ。