FRIWC転載(3/3)

企業参謀のセミナーが終わってから、スタッフの人がたくさん
部屋に来て、局地的にいろいろと話し合いがありました。
ここから5、6時間が私にとって三日間でもっとも楽しく
充実していたみたいな気がします。


私の場合は最初にスタッフの人にランド、シーのことで話を聞いて、
雑談もして(あまり勝ちにいってませんでした)、それから
三人で高齢者をターゲットにしたサービスを考えてました。
その後、全体で報告会です。4時くらいだったと思います。
・キャパ変動のリスクを抑えた増設ということで
仮設のビアガーデンをつくる
・ランドとシーをつなぐ橋をつくって
相乗効果を見込む
・シーのレストランは評判がよいらしいので
ランチやディナー用の短時間パスの発行
あとは覚えてないです。で、スタッフの人に
ぼこぼこにされました。時間を切って売るのは
自殺行為じゃないのかとか逃げの姿勢がみえるとか
まあそんな感じだったと思います。


その後何かインパクトが欲しい、突き抜けたアイディアが欲しい
ということでブレスト大会みたいになってました。
S氏が言いました。ランドにもシーにも男くささがない
こういったかどうか記憶してないですが、話の流れ的に
そういう方向になりました。ランドは夢とファンタジーだから
まあいいとしてシーは冒険とか打ち出しているのに
全然チャレンジングでエキサイティングなものがない。
若い男性をターゲットにした、自由度のあるアトラクションを
考えたらいいんじゃないか。例えばダイビング。
トレジャーハンティングはどうだろうか。とか。
三つ目のテーマパークとして風雲たけし城をつくろうとか
障害物競走がいいとか、迷路を作ろうとか
まあそんな感じでいろいろと話してました。


で、5時半過ぎにS氏が「なんか出てきそう]とかいって
部屋を出て、数分後戻ってきていいました。
「ディズニー航空」
そう来るか、完全にやられました。
尋常ではない突き抜け方に感動すらしました。
シーの集客をどうこうするというテーマは変更して
どうやってディズニーの考える理想を実現するか
ということで航空会社という案です。


ランドで楽しんでディズニーの飛行機に乗って
パリかロサンゼルスかオーランドか香港にいって
楽しんで、またディズニーの飛行機に乗って帰ってくる。
シーの中にホテルがあって、テーマパークで一泊できるから
移動手段で空飛ぶテーマパークがあってもいいじゃないか
移動したら次のテーマパークに行く。そういう考え方です。
アトラクションの乗り継ぎを地球規模でやってしまおう
みたいな感じだと解釈しています。
かりにディズニー客が少なかったとしても東京、
ロサンゼルス間や東京、パリ間はドル箱路線だと
思うから客はカバーできるということです。


結局この案でいくことになり、その路線の現状、競合を考えたり
提携するならどの航空会社が良いかを考えたり
どのようなサービスを機内で提供するかを考えました。
JALかANAという感じだったのですが、まあどっちでもいいや
ということになりました。このあたりからなんか瑣末なことに
こだわっていて大事なことを忘れているような気がしました。
一便か二便かとかスターアライアンスかどうかとか
別にどうでもいいような気がしました。
結局一人いくらで、座席数はいくつあるから売上は・・・
みたいな感じで算出しましたが、時々認識のずれが出ました。


・年4回のチャーター便にしてマニアだけを乗せる
・毎週飛ばしてビジネス客も乗せる
4回だけならリスクは小さいけど、影響も小さそう。
そもそも最初のコンセプトと違うということで
毎週飛ばすことになりました。


ビジネス客とディズニー客を
・わけるのか
・一緒にするのか
結局どうなったか忘れました。
私は一緒派でした。機内アトラクションは軽めだと思ってましたし
耳栓とアイマスクを支給するなら別に普通でいいんじゃないか
がっちり分けたら感じ悪くないか。まあそんな感じです。
今思うとどうでもいいですが。


午前中はそんな感じでなんかいまいちな感じで
S氏にほとんど全てをゆだねてしまってました。
切羽詰ってましたから、なんか自分が手を出すと
時間のロスになるんじゃないかと感じてましたから
チームとして機能してなかったと思います。


今考えても航空会社というアイディアは悪くなかったと思ってます。
しかし、プレゼン終了後の結果発表では6チーム中5位でした。
原因は仕事を任されすぎたS氏が疲れすぎていたことだと思います。
自分がやらなかったプレゼンですけど
・シーの集客数を増やすというテーマから変更したことが
全体に伝わってない
・JALかANAと提携するといってたはずなのに伝わってない
(認可が下りてないから現実味がないという反論はずれている)
・世界のディズニー間をつなぐアトラクションを提供したのに
いまいち伝わってなくて、パリやロサンゼルスのディズニーに
行くこと自体が目的だと勘違いされていた


他にもあると思いますがいくつか誤解されてたのが残念です。


私としては今回S氏を観察して、一緒にグループワークをして
非常に満足のいく合宿でした。当初の目的は達成されました。
個人成績も真ん中あたりとよくないですけどまあ予定通りです。
何か狙ってたら中間報告でプレゼンをやらせてもらってますし
だいたいリーダーに立候補してたと思います。
睡眠不足で短気になってたのはちょっと予想外でした。


こういうイベントで失敗すればするほどよい経験になるから
いろいろチャレンジするといいのはわかってます。
でも違う意味でチャレンジをしていました。
1月末のディスカッション会ではいろいろチャレンジしましたから
今度は就活前の背伸びをしない自分に戻ってみました。
変える努力をしない努力
まあ、この方が観察には適しています。負け惜しみかな。


データはある程度そろいましたし、時間もありますから
半年後、彼には勝ちたいと思います。
まあ打ち上げの時に様々な音を再現する彼にはまた驚かされました。
どこまで驚かせてくれるんだか。

以上


だらだらと転載してしまったが、三行にまとめると

頭がおかしいと思うくらい変なやつがいました。自分の価値観が
大きく揺るがされた気がします。前回のやつで流儀みたいなのは
わかったので、今回はきっちり自分の仕事をしたいと思います。

という具合か。前回観察の対象としたS氏がいくつか文章を書いている
http://wc2005.exblog.jp/
読めば参考になるんじゃないかと思う。