カレッジベンチャーフォーラム 前編

もう何人かレビューしているし、いまさらという気がしないでもないけど
自分の感想と合わせて先日のカレッジベンチャーフォーラムを振り返る。


http://www.npo-kgc.or.jp/forum/program.html

『異分野の融合による新たな概念やモノの創造に挑戦する若手研究者と若手起業家』
コーディネーター 松本 英一 オクラホマ州立大学 特別教授    
パ ネ リ ス ト   近藤 淳也 (株)はてな 代表取締役
          塩瀬 隆之 京都大学情報学研究科 助手
          高橋 智隆 ロボガレージ 代表
          内藤 裕紀 (株)ドリコム 代表取締役
          牧   大介 アミタ(株)持続可能経済研究所 所長

まずは前半。誰の発言か忘れてしまったのでそのあたりはてきとうに。
近藤社長の発言が多くピックアップされているけど、全てがそうだという
わけではないので誤解のないように。


自社のサービスが根底から覆されるような状況になったときどうするか、
みたいな質問に対して、はてなカウンターgoogle analyticsを例に挙げて
答えていた。月額60円のカウンターに対してgoogleの無料サービスが出てきて
会社としてはいろいろと選択肢があるけど、google analyticsが標準となりそうなら
できるだけ早くそれに対応できるようにする方が良いとのこと。
http://www.google.com/analytics/ja-JP/
自社にあるものを常に壊して、常に変化に対応できるようにするそうだ。
人数が増えてきたら正直言って大変だろうと思う。


次にリスクに対する考え方。
何がリスクなのかという点で起業した人と就職した人は違うと思った。

(中長期的に考えて)やりたいことができない

これが最大のリスクらしい。学歴でリスクを軽減という考え方もおもしろかった。
京大を出ていれば起業して失敗したとしてもそんなにひどいことには
ならないんじゃないですか、みたいな感じの意見。それはそうかも。

人生はひまつぶし(どうしてもやらないといけないことはない)
やらずに後悔するよりやって後悔する方がいい
最悪の場合を常に詳細にイメージする 失敗しても野宿すればよい

これは近藤社長の発言。「ひまつぶし」という言葉は非常に衝撃的だった。
どうせひまつぶしなんだから楽しいことをやろうよというのは新鮮である。
でも非常に納得できる。最悪の場合をイメージするとはよく言われるけど
「詳細に」というのを強調していた。失敗したときにどうなるかということを
しっかりイメージしておけば、まあその程度かってことでチャレンジできるらしい。


起業する人にとって重要な性格として

楽観的、負けず嫌い、諦めが悪い
何とかなるという前提

というのが挙げられていた。
「何とかなる」という前提は起業に限らず重要だと思う。

なんとなくこれまで通りになっていたものが一気に変わる
変革の中で重要な位置にいたい

これから起きる変革の中で自分がどういうポジショニングを
とれるのかということが重要だと思った。