 | サムスンCEO 洪 夏祥 福田 恵介 東洋経済新報社 2005-09 by G-Tools |
(日本では医療機器だけど世界では)家電業界に入るものとして競合を
ある程度知っておいた方がいいと思って買った本。なんとなくわかったけど
著者のサムスンに対する美辞麗句が過剰で読んでいてうんざりする。
カリウム砒素とか二回もでてきて笑える。ちゃんと校正しているんだろうか。
一番やられたと思ったのはこの本がサムスン全体のCEOの本じゃなくて
サムスングループの十数人のCEOについて書いた本だったこと。
本屋で買ったんだからちゃんと立ち読みすればよかった。
いたるところに「韓国では」とか「韓国ナンバーワン」とかそういう
表現が出てくるんだけど、そんなことには全然興味ないわけで
世界でどうなのかが知りたいだけだからいかがなものかと思った。
CEOにいろいろなニックネームがついていて、これがまたかっこ悪くて
どうしようもない。ブルドーザーとかもうなんなんだか。
読んでわかったこととしては携帯電話とメモリーが世界的に
見てもかなり強いこと。そもそもは毛織物の会社だったこと。
同族会社でトップの口数は少ないこと。アメリカで博士号を
取った韓国人を優遇して招きいれている雰囲気があること。
韓国政府に足を引っ張られそうな可能性があること。
もうちょっとまともな本でリサーチした方がいいかもしれない。
