ルールを守るか変更するか

購読している和田秀樹氏のメールマガジンを読んで
ちょっと思うところがあったので書いてみる。
和田秀樹公式HIDEKIWADA.COMマガジン
http://www.melma.com/backnumber_18676_3086228/
前半のオリンピックうんぬんかんぬんは正直どうでもいい。
勝っても負けても大祝福というのが気に入らないというのは
わからないこともないけど、気に入らないなら見なければいいだけで
とやかくいうようなことでもないんじゃないかと思う。
近頃テレビに出ているこの人はそういうわけのもいかないのか。
それはそれで悲しいことだ。


で、本題は「ところで」よりあとの部分

日本人はルールを一生懸命守ろうとするが、欧米人はルールを自分の都合の
よいように変更しようとする。それが外交なのだと。

これは以前からずっと気になっていたことであり、就職活動の際に極めて
重視したこととも深く関連している。私の就職活動状況を知っている人には
説明するまでもないが、当時外資系企業に非常にこだわっていた。
金融でもコンサルでもITでもよかったが外資じゃないと嫌だった。
その理由は日本でがんばっても世界に通用しないと思ったから。
技術力があるのはわかっているけど、それだけでは勝てないと思う。
大切なのは狡猾さであり、ルールを変える力ではないだろうか。

確かに、ジャンプにしても、日本人が勝つと、長いスキー板はだめという
風にルールが変えたのに、日本人は、それに合わせて練習をし直す。
なめられて当たり前だ。

そういう努力ははっきりいってばかばかしい。必要なのは交渉力であり
強気な態度でなめられないことだろう。そのためには戦略、情報、経験が
必要不可欠であり、そういう狡猾さにおいては経験豊富な外資系企業で
とりあえず何年間かはトレーニングがしたいと考えている。

だからこそ、ルールを自分で作る気概がほしい。英語で演説するのでなく、
これだけお金を払っているのだからと、日本語を国連公用語にするように
主張してほしい。それだけの強さがないから、オリンピックでも勝てないし
(いくら荒川さんが勝っても、メダルが金1個というのは惨敗であるのはいう
までもない)、国際競争にも勝てないことは肝に銘じてほしいのだ。

気概が必要なのはわかるけど、相手は百戦錬磨のベテランなので気概だけ
通用しない気がする。内部に入り込んでノウハウを身につけて、対等な
立場でゲームができるようになりたいと今改めて思った。


実は三年くらい前に自分でも書いていた。
http://d.hatena.ne.jp/pho/20030523#1053700801

でも多少話は飛びますが、冬季オリンピック
日本のスキージャンプ陣がメダルを独占したあと
アメリカ、ヨーロッパの人々が何を行ったでしょうか。
確かルールを変えてしまったのではないでしょうか。
やっとゴールしたと思ったら、「やっぱりゴールはあっち」って
子供地味たことをいいだしたのではないでしょうか。
ルールの決定権がない限り勝ち目はないです。
一生懸命作っても規格を変えられたらおしまいです。

で、内部から食い殺すのか。なかなか過激な表現をするんだな。
とりあえずせっせと力をつけよう。