ポータルと検索窓

いつも思いつくままに書いているわけだけど、
ネットをあまり使ってない人にはわからない言葉が
少なくないと思う。多少は配慮が必要かと思う今日この頃。
単に言葉の意味だけ説明してもしょうがないと思うので、
自分がネットをやり始めた頃(5年前)と今とを比較して
使い方がどのように進化していったか書いていこうと思う。


最初はやっぱりyahooだったな。Internet Exploreのホームページに
登録しておいて、まったりとリンクをたどって、あとはブラウザの
お気に入りを一通り見て回るとかそんな感じ。今ではそんなのありえない。
あとurlを直接打ち込むことも多かったんじゃないかと思う。


人間が登録しているので数が少ないけど精度がいいのがyahoo
ロボットが登録して数が多いけど精度がいまいちなgoo
この二つだったんだけど、googleが出てきた。
やたら速いらしいよって話を聞いて使ってみたら確かに速かった。
今ではそれが当たり前なので、貪欲さというのは恐ろしい。


当時かなり特徴的だったのは、あのシンプルなトップページ。
ロゴと検索窓しかないあれである。でも個人的にあれで十分だった。
何がやりたいのかわからない人には、リンク先がいっぱいあるyahooが
いいんだろうけど、自分で目的を持っていれば検索だけできれば十分。


個人的に、次の進化はツールバーじゃないだろうか。
要するにgoogleってあの検索窓だけあればいいわけだから
それをブラウザ側につけちゃおうっていう発想。
わざわざyahooとかgoogleのトップページにいかなくていい。
これは非常に画期的だった。どのサイトを見ているときでも
すぐに検索ができる。非常に手軽でありがたかった。


この辺りから、別にポータルって要らなくないか?って思うようになった。
いつだって検索窓から検索できるんならそれで十分だから
ブラウザを開いたときに何が出たってどうでも良くないか?
それ以来、3年以上ポータルなるものをまともに見てない気がする。
ポータルって何だよ、別に入り口でもなんでもないじゃないかって思う。


その後タブブラウザを使い始めた。lunascapeである。
http://tabbrowser.info/
タブがあって、デフォルトで右上に検索窓がついているのは当然だが
もう一つ斬新な機能があった。終了時のタブを保存する機能である。
終了時の画面で作業を再開できる。もはやポータルだとか
入り口だとかまったく意味がなくなってしまった。
今は検索窓からアマゾンの商品検索もできるし、自分が検索したいサイトを
登録しておけばたいがい何でもブラウザの検索窓から検索できる。
ブラウザはますますFirefox以外にありえなくなっているのはまた別のお話。


そういうわけで、ブラウザのホームページをyahooにして
まったりレトロな使い方をしている人は、検索窓を使って
ポータルサイトから出てみたらどうだろうかと思う。
ちなみにFirefoxで検索窓にフォーカスするときはCtrl+K。
地味に使えるショートカット。