お金とモチベーション

すごい会議の書評をやろうかと思ったんだけど、
どれだけ時間がかかるかわかんなかったので、次回にする。
今日は今読んでいる別の本で非常に気になった点のことを書こうと思う。

メディチ・インパクトメディチ・インパクト
フランス・ヨハンソン 幾島 幸子

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「金はあるに越したことはない。でも何かを創り出すためには、お金のことはあまり
考えないのが一番だ。金は創造的プロセスを停滞させてしまう」スティーブン・キング
お金はご飯みたいなもので、無かったら死ぬけど、食べられないほどあっても仕方がない」
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%a4%aa%b6%e2%a4%cf%a4%b4%c8%d3%a4%df%a4%bf%a4%a4%a4%ca%a4%e2%a4%ce%a4%c7%a1%a2%cc%b5%a4%ab%a4%c3%a4%bf%a4%e9%bb%e0%a4%cc%a4%b1%a4%c9%a1%a2%bf%a9%a4%d9%a4%e9%a4%ec%a4%ca%a4%a4%a4%db%a4%c9%a4%a2
近藤淳也

この本にスティーブン・キングの言葉が出てたけど、なんとなくはてなの近藤さんの言葉を
思い出したので、そっちも並べて載せてみた。お金のことばっかり考えてもしょうがないよってこと。
別に、某社長とか某ファンドの人とか某銀行の人を批判するつもりなんて全然ないので
そういう誤解はしないで欲しい。競争があるのが自然だし、要領が悪かったり、頭が弱かったり
する人が苦しむ社会ってのは非常に健全だと思うので、吊るし上げの印象を多少受けるくらい。
好みの問題ではあるけど、個人的にはお金が増えることよりも自分で何かを生み出す方が
喜びを感じる気がする。最低限のお金は必要だけど、それが入ってくるシステムがあれば
なるべくお金のことは考えないで、何かわくわくするものにattentionを投資したいと思う。


この本で面白いと思ったのは、ご褒美があるよって言ったときよりも何も言わなかったときの方が
創造力という観点では明らかに成果があったこと。創造力の測り方が微妙と言えば微妙だけど
なんとなく理由はわかる。儲かるから何かをするよりも、楽しいから何かをした方が
きっと効率がいいだろうし、成果も良くなるんじゃないだろうか。
モチベーションの源が外にあるよりも中にあった方が広がりがでてきそう。
お金が目標になると、そこに天井ができてしまって想像の枠内に収まってしまう気がする。


会社だって大きいからとか上場しているからいいってわけじゃないし
重要なのは社員がわくわくしながら働けているかどうかだろう。
お金になるかならないかを見るのは勝手だと思うけど、
物事をそういう見方しかしなかったらつまんない気がする。


お金もそうだけど、自分の時間も非常に貴重なリソースだ
マスメディアとか結論の出そうにない話に突っ込みを
入れている人を見ると、かなり暇なんだなと思う。
そんな無意味なものはすべて無視すればいいのに。
時間と労力を無駄にして、何も得られなくてストレスを
ためていたら、相当かわいそうである。


くだらない話、生産性のない話には首を突っ込まない。
テレビ見ない、コンビニよらない、自炊する。
このあたりを自然に生活に取り込んでいけば
別にそんなに無駄遣いしないだろうから、お金も
ほとんど意識しなくていいし、やりたいことに
エネルギーの大半を投入できて、モチベーションも上がって
非常に楽しそうではないかと感じる。


先が読めない世の中だけど、自分がコミットして何かを新しく
創っていけるとしたら、こんなに楽しいことはない気がする。
なんか話が壮大になってしまった。